山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

川で送り盆 精霊棚作り

2011-08-16 20:13:29 | 出会い・近隣
 朝8時集合。送り盆の会場設営として近くの川原に行く。
 すでに、草刈機で河原の雑草を刈り込んでいる。

 そのうちに、精霊棚作りが始まる。
 昨年は近くにある竹で棚を作ったが、今年は集落の大工さんが組立て式棚を用意してくれた。
 おかげで、スピーディーに見事な棚ができた。これで夕方まで小休止。

     

          

 孟宗竹を利用して線香立てが用意されている。
 河原の砂を入れてある。

                  

                       

 夕方6時に法要が始まる。
 山と川に囲まれたこの儀式は、日本の原風景なのかもしれない。
 外国の宗教だった仏教を従来の日本的アニミズム精神で受容した柔軟性が素晴らしい。
 つまり、人間存在は自然の一部であるということを貫いている。
 そうした謙虚さが日本のバックボーンであったはずだ。

        

 近所の送り火の不定形な炎を見つめていると、人間のいのちの揺らぎが伝わってくる。
コメント
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