山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

援農隊がやってきた

2015-10-11 20:21:01 | 農作業・野菜
 昨日、3人の援農隊がやってきた。
 自主的に農作業を体験してみたいということだった。
 最初に、エビ芋と里芋を初めて掘ってみる。
 エビ芋は大きい割にはまだ早かったようだが、里芋はしっかり収穫できた。

                             
 芋類はきれいにしてから私設野外炊飯場にて鍋にざっくり投入する。
 次に、「キクイモ」を掘りだす。
 大量のキクイモの長い茎は根っこを含め燃やしていく。
 収穫したキクイモももちろん芋煮鍋に投入される。
 
      
                          
 ついでに、大根の間引きをやってもらう。
 率先しててきぱき作業する姿は初々しい。
 収穫した野菜を洗ったり、泥やごみをとったりするのも、人数がいるとどんどん作業が進む。

           
 昼食は持参してきてくれた食材と焚き火で茹でた芋煮をみんなでいただく。
 たらふく食べて会話も途切れない至福のひと時。
 国家総動員法じゃなかった「一億総活躍」を上から目線で言うまでもなく、こうした自主的な援農を行動した意味は深いと思う。

                         
 農作業のなかには、人間と自然との関係の在り方が込められており、いのちを生み出し育む過程を立ち会うことができる。
 汚い、汚れる、汗をかく、そんな作業工程のなかにはいろんなスキルがあり知恵もある。
 日本人がえいえいと積み重ねてきた歴史と暮らしの汗と涙と感動がこめられている。
 人工的に作られた営利の魔宮に麻痺するのではなく、過疎の田舎を選択してくれたことがうれしい。
 しかも「また来まーす」という言葉を残して、颯爽とわが家を後にしたのだった。
 
 
コメント (3)
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