山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

街並みが美術館という「ちっちゃな文化展」

2015-10-25 21:23:52 | 市民活動・まち育て
 掛川市の遠州横須賀街道で行われている「ちっちゃな文化展」に行く。
 かつて宿場町としてにぎわいがあった街並みの豊かさはやはり大都会に吸い取られていった。
 それを食い止めようと立ち上がったのが「遠州横須賀倶楽部」だ。

                      
 100人ほどの作家や有志が自宅や古民家を利用して作品を展示したり販売も行う。
 場所は60か所にもなるという。
 そのことで荒廃も認められる民家も生き返り、ストリートは原宿と化した。

       
 日々の小さな努力は、大きな舞台を形成した。
 そうしたアーティストの活躍のかたわらで、ところどころ行政や高校生の支援も見られた。

                           
 最近は自宅の民家や庭をリニューアルする家もちらほら見られるようになってきた。
 これも、「ちっちゃい文化展」効果ということに違いない。

     
 「地方創生」の強調は、逆に言うと、「大都会中心主義」「東京中心主義」「大企業優遇主義」の言い訳、おこぼれに過ぎない。
 そんなとき、捨てられた小さな心を大きくつないでいった世界を具現した街並みがそこにあった。

                    
 欲しいものもいっぱいあったが、常用している「遠州沖ちゃん塩」を購入する。
 元気なおばちゃんたちが海水から作った塩だ。
 

           

                  
 
コメント
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