山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

炭焼き窯づくりを手伝う

2015-10-26 20:44:49 | 市民活動・まち育て
NPO法人「楽舎」が取り組んでいる本格的な「炭焼き窯」づくりを手伝うことになった。
 近隣の80代・90代長老の指導をいただいて若者・自称若者もいい汗を流している。
 整地・赤土運搬・木材の確保・窯の形成とほぼ完成間近の現場だった。

        
 窯の入り口を補強し、ひたすら窯全体を叩いていく。
 ちょい参加のオイラにはわかりやすい単純作業だったので安心する。
 血行が悪いオイラの腕や指には絶好のリハビリだ。

                                
 長老がその場で作った用具がなかなかの優れものであることに初心者一同は感心する。
 炭焼き窯づくりも作れる人がどんどんいなくなるのを継承する活動でもあるが、その長老たちの凛とした無駄のない作業に感動する。
 放置された竹林の竹炭づくりも挑戦していくとのことだ。

        
 煙突の部分になる丸太を引き揚げる作業も長老たちの知恵が素晴らしい。
 周りは赤土でしっかり固まっている。
 梃子の原理と縄の位置をずらしながら少しづつ丸太を上げていく。
 丸太が撤去できた時は歓声が起きた。
 すぐに煙突が据えられる。

                              
 オイラは叩き専門で許してもらう。
 それもきれいに仕上げるのは意外に難しい。
 簡単そうに見える作業にも微妙なスキルがある。

       
 一段落したところで、塩と酒を撒き、池谷理事長が神事の祝詞を自前で高らかにやってしまう
 今日は窯の入り口で火を焚き窯全体の乾燥を進める。
 オイラは午前中しかかかわれなかったが、この作業にかかわった10人ほどの心にはロマンが高まっていたように思う。
 時代のスピードにはそぐわない作業の中には、忘れられた豊かな日本があった。
コメント (2)
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