国道の日陰に野生化した「シュウカイドウ」(シュウカイドウ科)をときどき見るが、わが家の庭も今が花盛りだ。
唐の玄宗帝が楊貴妃をカイドウの花のようだと美人の代名詞にしたが、そのカイドウ(海棠)の花の色に似ているので付けられた「秋海棠」。
冬越しするベゴニアとして愛されているが、花弁は黄色い部分なのだ。
その近くに「オオニシキソウ」(トウダイグサ科)が咲き出した。
むかしは地を這う在来種のニシキソウが普通だったが、最近はこの背が高くなる帰化種「オオニシキソウ」が目立つようになった。
高速道路の路肩に群生する「タカサゴユリ」(台湾百合)の侵出が凄まじい。
わが畑でも毎年勝手に咲き出すので、どんどん活け花にしたりしている。
ふつう、百合が花咲くには数年かかるが、タカサゴユリは1年で種から花が咲いてしまう。この繁殖力は日本を席巻してしまうぞ。
さらにこのところ元気になってきたのが「キンミズヒキ」(バラ科)だ。
紅白の「ミズヒキ」は」タデ科だが、キンミズヒキはバラ科。
全草が止血剤としての漢方薬ともなり、若葉・若芽は山菜となる。
儒教の国、北朝鮮がミサイルを北海道沖に打ち込んで朝からマスメディアがてんやわんや。自他を感動・鼓舞させる政策は核競争ではなく、地球と国土の緑化・共生にある。