畑の隣に「カラムシ」の群生が元気が良い。
その葉を食べつくす勢いの幼虫「フクラスズメ」がいつの間にかやってきた。
近づくと頭を震わして脅してくる短気な蛾の幼虫だ。
大食漢でみるみる葉がなくなっていく。
キャベツや白菜も食べてしまう害虫でもある。
寒い冬に雀が羽毛を立てて防寒する様態を「フクラスズメ」という。
成体はそれに似ているので付いた名前だ(画像はweb「日本産蛾類図鑑」から)。
スリムになったジョロウグモだろうか、隣にオスを侍らせながらエサを狙っていた。
ジョロウグモの模様や形態はいろいろあるのでこんなスリムな画像は図鑑に載っていないことが多い。産卵を終えた雌のようだ。
網に引っかかっていたのがメタリックな「コガネムシ」らしい。
しばらくもがいていたら自分の重さで網から脱出成功。
フクラスズメの幼虫もジョロウグモもコガネムシも、みんなモダンアートな服装だ。
アーティストは人間だけではないことを自然界は教えてくれる。