二俣町の街並みには文化財が豊富なのに見落とされている箇所が意外に多い。その一つがこの大黒天の小さな神殿だ。大黒天は七福神の神だがアマテラスに国を譲った神。つまり、反ヤマト勢力でもあったため歴史の「負け組」として歪められてきた歩みがあると個人的には注目している神でもある。扁額は昭和12年に奉納している。


それはさておき、その屋根がなんともおどろおどろしい。本来なら福を呼ぶ「お多福」の顔を鬼瓦にしているが、なんとも奇妙に見える。しかも、掃除が行き届いていないからよけい荒廃している雰囲気がある。
神殿の両脇には、向かって左に「恵比寿」さん、右に大黒天がいる。漁業の神である恵比寿さんは鯛を掴んでいる。五穀豊穣の大黒天は打ち出の小づちと宝物を入れた福袋を担いでいる。両者が並ぶことで、商売繁盛と福徳とを願っているようだ。その効果は地域に反映しているのだろうか。まつりだけが華やかなな面影を残しているがふだんのまちはヒッソリとしている。


それはさておき、その屋根がなんともおどろおどろしい。本来なら福を呼ぶ「お多福」の顔を鬼瓦にしているが、なんとも奇妙に見える。しかも、掃除が行き届いていないからよけい荒廃している雰囲気がある。


神殿の両脇には、向かって左に「恵比寿」さん、右に大黒天がいる。漁業の神である恵比寿さんは鯛を掴んでいる。五穀豊穣の大黒天は打ち出の小づちと宝物を入れた福袋を担いでいる。両者が並ぶことで、商売繁盛と福徳とを願っているようだ。その効果は地域に反映しているのだろうか。まつりだけが華やかなな面影を残しているがふだんのまちはヒッソリとしている。