畑の周りには大きな花木に花がにぎやかになってきた。その先陣を切ったのは「八重カンヒザクラ」だった。今が一番の満開のようだ。まるでハナモモのような爛漫さだった。
その近くに、ほんのりピンクの色合いがある「シデコブシ」も満開だった。オイラが「入植」したころは周りの樹木の影にあって、しばらくシデコブシであることもわからないほどの小さな樹だった。それが今では立派な樹木となってきた。咲いて間もなく散ってしまうのでいつも満開のタイミングをのがしてしまっていた。
わが家の入口になんとなく存在感がなかったボケの木も満開となっていた。こちらも隣の木に押されて陽が当たらなかったせいで、今まで花も数えるほどだった。今年は肥料をあげたせいだろうか、元気が良い。地味な入口にやっと華やかさがやってきた。
フキノトウも周辺でちらほら出てきているが、群生はなくなってしまった。かつて、100個近く収穫したのも夢物語となった。つまり、採りつくし食べつくしてしまったわけだ。反省!!
これから、八重桜やハクモクレンの満開もまもなくだ。荒野にもいよいよ華やぐ春がやってきた。茶畑の抜根跡に、挿し木で育てたハクモクレンや購入したリスボンレモンをあわてて植え付ける。