ガーデンの草取りをしていたら、センダイハギの実ができているのを発見した。実のふっくらしている形状にはどこかで見たような気がしたが思い出せなかった。センダイハギの背丈は1mくらいの高さがあり、数本が倒れていたので支柱を立てて誘引作業を行う。
その後、センダイハギの実を調べたら、上の画像(「mirusiru.jp」のwebから)のように扁平しているのだった。ということは、さっき見た実は、センダイハギではない可能性があるということだ。園芸種だったかもしれないと検索したがなかなかわからない。しかも、種の様子がこの扁平くんとふっくらくんとがネットでは混在している。
そのうちに、緑肥であり、線虫防止用の「ネマキング」という帰化植物であるのを発見する。正式名は、「クロタラリア・スペクタピリス」と舌を噛みきりそうな名前だ。これかもしれない。
そういえば、「ベビーマラカス」の実に似ているので、それを検索してみたら、緑肥でもあるという。そうであるなら、10年前に友人のツガル博士からその種を貰って畑に植えたことを想いだす。なあんだー、センダイハギと思っていたのはベビーマラカスだったのだ。なんという記憶の曖昧さよと愕然とする。
センダイハギは、歌舞伎が史実の「伊達騒動」をアレンジしたイメージと東北の名産だったミヤギノハギとをドッキングしてつけた名前のようだ。つまりは、ネットの混乱はセンダイハギとベビーマラカスことネマキングとを区別していなっかったせいでもある。それほどに、花などは似てはいるが実は全然違う。これからは「ネマキング」いや通称の「ベビーマラカス」と呼ぶことにする。こうした混乱はまさに「伊達騒動」の霊気が波動したものに違いない。