抜根した跡地に知らないうちにトマトができていた。あわてて支柱を立てる。ここにトマトが生える理由がわからない。生ごみは撒いていないはずだし、もちろん種を蒔いた記憶もない。カラスがそこに実を捨てたとしか考えられない。
5本以上は芽が出ていた。根っこの出てきた場所は、残念ながら枯枝を積んだ柵の中からなので、肥料をやるのは難しい。野生力を期待するしかない。トマトは思うように生育できないのに野生でできるトマトは力強い。そろそろ晩秋に突入してきているので霜の心配があるし、太陽の日差しも弱い。その意味では、これから赤い実が一つでもできるだけでもありがたい。
いっぽう、トマトハウスの中ではミニトマトが実をつけていたのを発見。とっくにトマト栽培は終わったと判断しトマトハウスの解体を始めだしたところだった。画像は幾つぶかのミニトマトが赤くなっていたので収穫したあとのものだ。律儀なミニトマトに感謝するばかりだ。どうも、繊細なトマトはぐうたら栽培のほうがうまくいくような気がしてならない。