そろそろ、霜の心配も出てきたので先日あわててゴボウを収穫する。夏にはミニゴボウとして収穫したのに、しばらく放任していたら7~8cmくらいもある樹の根っこにもなってしまったようで、発掘に苦労する。ツルハシやスコップを動員したが、もちろん先端まで掘り出せなかった。さいわい、畑の土壌が悪かったせいか、多くの根は真っ直ぐに伸びていなかった。(画像は太い根っ子が一番下にあってよく見えない)
さっそく、和宮様はじきじきに圧力鍋を駆使してゴボウを柔らかく調理をなさっていた。定番のキンピラごぼうは食べ出すと止まらなくなる。さらに、イノシシの肉に畑で採れた冬瓜・大根・ニンジンにゴボウを投入して煮物にする。何とかご相伴にあずかりホクホクで柔らかいゴボウを味わう。あの太い根っ子のようなゴボウがかくなる柔らかさとゴボウらしい旨みと匂いを発揮しているのが驚き桃の木山椒の木だ。
ユーラシア原産の薬用だったゴボウを日本独自の工夫と技術で栽培に成功。世界でも日本だけが多様な食用栽培をしている。キンピラは関東以北、たたきごぼうは近畿圏という食文化の領域もあるようだ。風邪や皮膚炎にきく漢方薬としても効能がある。ありがたーい野菜だ。