バタフライガーデン2ゾーンに「スミレ」家族が咲いていた。実生で育ったソシンローバイの苗を植えた隣だった。寒風が音を立てて叫んでいるというのに逞しい。勝手に生えてきた「スミレ」にしては道端ではなく庭の中央を陣取っている。
確かにその場所は朝から陽当たりがいい一等地でもある。ときどきそのそばで陽だまりの手作業をすると汗が出るほどの暖かさなのだ。しかも、とっくに種も吐きだしていて次世代の用意も抜かりがない。教育投資も理念も古いままの後手後手であるのに危機感がない、既得権益だけはしっかり守るという某国はぜひスミレの生きざまに学んでもらいたいと思う。
アサギマダラが立ち寄った「フジバカマ」もしぶとく花をつけている。一部は種をつけているようだが来年も期待しているよ。株分けで増やしたほうが早いようだけれど。
「秋風の ひにひに吹けば 藤袴 きる人なしに ほころびにけり」と詠ったのは、小倉百人一種に出てくる藤原基俊。わが庭の藤袴もそんな様相に近づいている。