一昨日は風が強い一日だった。トマトハウスが狙いうちされた。頑丈に作ったつもりだったが、解体を始める途中だったのでビニールがうるさく風で舞うばかりだった。ハウスが飛ばされそうになったのでまずは体を重しにする。パイプの支柱が一部折れていた。風が収まったころにいそいそと解体を始める。もっと早くやればいいんだけどね。
トマト栽培に雨除けは必要ない、つまり効果は期待できないという人もいるようだ。基本的には雨による病気の感染対策と言われている。近所からもそのように言われてきた。トマトハウスづくりは風で飛ばされないようにするには一日がかりで作らなければならない。風のある日にはビニールを張るのが一苦労だ。
来年はハウスなしでやってもいいかなという気がしてきた。要するに、病気に弱いのは大玉トマトだ。屋根をしていても突然枯れてしまうこともしばしばだった。ミニトマトは屋根がなくても育つというのがが実感だ。トマト栽培一つとっても思うような成果はなかなか出ない。
農業の深さを痛感する。その意味で、プロの農家の実力はいつも感心させられる。野菜で銭をいただく厳しさから学ばなければならないが、家庭菜園には緩やかな抜け道があるのがいいが。農業は生きる糧にはしても稼ぐ仕事にしてしまうとやっぱり失うものがある気がしてならない。