goo blog サービス終了のお知らせ 

山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

きのこ観察会となった

2016-09-10 21:20:45 | 春野山の村
 天高く秋風さやかな散策会があった。
 「春野山の村」は予想通り、きのこ観察にぴったりの森だった。
 親子30人ほどのグループと一緒に歩く。

                        
 きのこの形が多様であることを伝えた。
 すると、雑きのこでありながら1時間足らずの間に多様なきのこがあることを感じてくれたようだ。
 名前を知ることよりそれが大事だ。

  
 直径が20cmもあるジャンボなイグチも子どもが発見。
 すると、ホウキタケ・ヒトヨタケ・ホコリタケカワラタケなどを見つけてくる。

                           
 クロカワのような黒いきのこもあった。
 きのこの色も注目だ。
 植物・昆虫・野鳥ではなく、事実上きのこ観察会となってしまった。
              
 子どもたちの好奇心のときめきは、こうしたフィールドを選択した親たちのバックアップが大きいことを痛感する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑きのこの森を行く

2016-09-09 22:00:08 | 春野山の村
 明日、親子の散策会があるというので急遽、下見に「春野山の村」に行く。
 昨日まで雨模様が多かったせいか、きのこが目立つ。
 妖精の傘を想起する「アカイボカサタケ」(イッポンシメジ科)らしきものを発見。
 色が見事だ。黄・白・青の仲間もある。
 傘と柄が同じ色であることと傘のてっぺんにイボがあるのが特徴。

                            
 「ウスタケ」(ラッパダケ科)の仲間を1本だけ発見。
 老菌だが、なかなか風格がある。
 
     
 似た画像に翻弄されて特定できないが、「ザラエノヒトヨタケ」みたいだが、柄につばがあれば、「キツネノハナガサ」(ハラタケ科)のようだ。
 きのこはアートであることがわかる。

                              
 「ホウキタケ」の仲間もあった。
 食べられるかどうかは微妙だが、多食しないほうが無難だ。

     
                             
 林縁には「シロハツ」の仲間にいっぱい出会えた。
 じっくり鑑定する余裕がなかったのが残念。

                           
 多くは食べられない「雑きのこ」と呼んでしまうが、雑草と同じ差別用語かも知れない。
 そんななかで輝かしくも上質な「チチタケ」もあった。
 傘が緑色がある「アイタケ」もあったように思う。

 いい時期にやってきた。
 「春野山の村」の魅力を再認識できた。
 雑きのこの多様でアートな世界をもっともっと深入りしたいものだ。

        
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フクラスズメからの威嚇

2016-09-08 21:36:01 | 生き物
 雨の合間に畑に出てみた。
 雨でますます雑草たちが元気だ。
 そんなとき、イラクサの群落で鮮やかな色が見えた。

                               
 秋告げ「虫」でもある「フクラスズメ」だった。
 このケバケバしさは敵に対する警戒色のようだが、成虫はスズメ模様の地味な茶色だそうだ。
 スズメガだと大きくてグロテスクな迫力もあるが、スズメガの仲間ではなく、「ヤガ科」の仲間だからきっと灯りのある所で会っているに違いない。

       
 近づいてみると、全身を震わせて威嚇してくる。
 葉っぱ全体も揺れる。
 9月に入ったいまイラクサを見たらフクラスズメを探してみよう。
 カラフルな色合いはデザイナー顔負けだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キュウリの支柱をやるつもりだったが…

2016-09-07 20:46:17 | 農作業・野菜
 台風が近づいてきたので、天気の良いいましかチャンスはない、と先日苗を植えたキュウリの支柱を立てることにする。
 それには、トウモロコシ畑を片づけなければならない。
 紐を解いて網を外す。
 作業をやりやすくするために、足元のカボチャの孫枝を剪定しながら進む。

                             
 トウモロコシはもちろん食べられる実はない。
 足元近くでふっくらしたカボチャを2個発見したので収穫する。
 ずっしり重い。    

           
 今年は手持ちの支柱がなくなってしまったので、こうして再利用するのも久しぶり。
 ふんだんにあった竹林もこのところ勢いがない。
 キュウリの苗の黒マルチの上に、近くに捨ててあった枯れススキを数回運搬する。
 隣で刈り取ったススキを集めていたら、イノシシが偵察に来た痕跡があった。

                              
 畑の入り口のあちこちで試し掘りした跡がある。
 ということは、明日本格的にやってくる可能性がある。
 そこできゅうきょ、周りを草刈りする。
 けっきょく、支柱を立てるという簡単な作業をするにはずいぶん回り道が必要だった。
 つまり、支柱設置は台風一過となってしまう。
                            
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカザカズラ(雲南わかめそう)を収穫

2016-09-06 20:45:01 | 農作業・野菜
 ツルムラサキは毎年畑の片隅で勝手に生えてくれる。
 その仲間で、「アカザカズラ」(雲南わかめそう)の苗を夏前試しに植えたところ、葉がずいぶん伸びてきた。
 はじめは枯れそうだったがなんとか立派な茎となり収穫となる。
 もっと早く収穫できたが、心身共に余裕がなかった。

                        
 収穫した葉を茹でてお浸しにして食べる。
茹でた感じはまるでワカメのようで、ワカメソウとかオカワカメとネーミングされても納得する。
 肉厚の葉のシャキシャキした食感は、ツルムラサキにそっくり。

 沖縄では早くに栽培され、「雲南百薬」として薬効・長寿に注目されていた。
 中国からの伝来だが、原産は南米、ミネラル・ビタミン豊富な健康野菜におつきあいしていこう。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒ニンニク完成、ルッコラの間引き菜

2016-09-05 17:31:10 | 農作業・野菜
 収穫したニンニクを軒下に吊る下げ乾燥させたのち、黒ニンニクづくりをやってきた。
 収穫した量はたいした量ではなかったので、ほとんどを黒ニンニクとした。
 黒ニンニクにするには古い炊飯器で2週間ほど保温を続けるが、焦げすぎてもいけないので、味はけっこう微妙だ。
 とりあえず、手持ちのニンニクはすべて完成となる。
 残念ながら生のニンニクはわずか。
 毎朝、黒ニンニクをひとかけらずついただいている。

                         
 8月中旬に種を撒いたルッコラ(ロケット)の間引き菜でサラダを食べる。
 ルッコラのゴマ風味が魅力だ。
 さらに、畑から採ってきたゴーヤとトマトが旨みを深める。

 同じころ種を撒いたニンジンやホウレンソウは芽が出ず失敗。
 土のかけすぎか、水やりが不足したか、不順な天候か、同じようにやっているつもりだが、まだわからない。

 お昼前に少しは汗をかこうと畑に出たとたん雨がやってきた。
 夕方、こんどこそ草刈りをしようと重装備でオイルを入れていたら、突然大雨がやってくる。
 病み上がり状態だったので、きょうは仕事してはいけないんだと、喜んで「納得」して家にこもる。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子連れが目立つカンファレンス

2016-09-04 20:16:45 | 春野山の村
 「ラブファーマーズ・カンファレンス」の最終日。
 今回の集いの特徴は子連れの若い夫婦の参加が目立った。
 これもひとりの青年が過疎の故郷へUターンしたことがきっかけだ。

                            
 組織やイデオロギーを前面にした運動はもう時代錯誤になったことを痛感する。
 緩やかなつながりと行動が活動に活力を与えている。
 ここにこれからの未来の種が育っていることを予感する。

             
 ただし、活動を続けていくことは、組織と人間の老朽化が現実的になる。
 そんなとき、適切なアドバイサーやシンクタンクが身近にいることが鍵となる。
 子どもの自由な空間と共におとなの人間的成長が車の両輪なのだ。

                          
 今回は体調がすぐれなかったことでまわりにご迷惑をかけてしまい、参加者との交流をじっくりやる余裕を失った。
 昨夜は寝汗をぐっしょりかいたので、きょうは比較的体も楽になった。
 かたづけも残っているので、明日はゆったりそれをすることとする。

                                  
      体調がやや回復しつつあったので、ミツバチについての御園さんの講座を聞く。
 てらいのない御園さんの言葉と知識に感心する。
 ニホンミツバチが日本の農業を救う。

              ニホンミツバチが営巣している場所は、都会と山野だという。
 農村部は農薬を使用するので養蜂業が破たんしているという。
 都会は農薬を使わないので、銀座のハチミツが有名な話となっている。


    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早朝はカモシカのお迎え、昼間は食べもの屋に殺到

2016-09-03 20:29:00 | 春野山の村
 朝6時の散策会には20名弱の人が参加。
 きのこの種類の多さにびっくりしていると、突然、カモシカがお迎えしてくれた。
 10分近くお互いにお見合いを行う。

                       
 好奇心の強い若いカモシカのようだ。
 日本カモシカをこれだけ長く見られるのは久しぶりだ。
 おっとりした風貌がなんともかわいい。

    
 村内には、「ヤマジノホトトギス」の群落があちこちあるのがわかった。
 この上品な紫の斑点が心を和らげる。

 
                             
  
 体育館内外には、多様なジャンルの出店のラッシュ。
 鹿皮のタイコづくり、有機野菜とその加工品、地元川上から自然農野菜と竹細工などが並ぶ。
 昨日の夜のファイヤー交流会は午前1時を過ぎるまで盛り上がったという。
 残念ながら、オイラは風邪を引いてしまったようで鼻水をズルズル、早めに退散。                              

                   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛を耕すファーマーズ

2016-09-02 20:14:32 | 春野山の村
 有機農法に関心のある全国集会、第2回「ラブファーマーズカンファレンス」が春野山の村でスタートした。
 若いスタッフが目立つようになるにつれ、会場舞台もなかなか魅力的になってきた。

                            
 片足のない梅ちゃんも若い弟子と共に作った竹細工を出店している。
 相変わらず、地元からの参加は少ない。

                            
 薄い板で制作した軽いハウスの下では、「地球の雫」である天日干しの「塩」も出店していた。
 参加店も昨年より十数軒多くなった。

    
 常連の宇野茶園も店のレイアウトが上手になってきている。
 若手中心の夜の音楽セッションも楽しそうだが、体調がいまいちのオイラは大事を取った。

           
 参加者は二百人くらいにはなっただろうか。
 交通の便が悪いこの会場だが、これだけの人数と中身自体が画期的であることを地元は理解していないのがさびしい。

                              
 前回に続き集会の提唱者である加藤登紀子さんもかけつけた。
 この集会の目的は、大地で愛を耕すことにあると言い切る。
 さすがに的を外さない登紀子さんのトークはいのちの根源を問うもので、心の奥を揺さぶるものだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

念願のジビエ施設が完成

2016-09-01 18:54:02 | 春野山の村
 一昨年はイノシシやシカの被害がひどかった。
 石垣が壊されるほどだった。
 しかしこのところ、ハンターの活躍でずいぶん安心した農作業に従事できた。
 そんなとき、春野山の村でジビエ施設が完成した。
 開設前に特別に見学させてもらった。

                          
 皮をはぐ作業の次に、その肉を吊るす冷凍庫がとなりにあった。
 ハンガーのようなものは、地元の鉄工所の特注だそうだ。

                          
 肉をスライスする機械もあった。
 床は予算が足らないので自前で塗装したそうだ。

    
 鉛などの異物を発見する装置も配置されている。
かなり安全・安心の配慮がされているのがわかる。

                           
 次には、肉をミンチにする装置もあった。
 イノシシのソーセージを食べたことがあるが、そこそこうまい。

 いよいよ、今月末にオープンの手はずだ。
 今まで、捨てていた肉の部位も生かされるようだ。
 地域の産業として生かしていきたいものだ。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする