ベオウルフ/呪われし勇者
2007年/アメリカ
奥深いストーリー
総合
100点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
3DやフルCGアニメーションなど映像に関することのみが話題になっている作品だが、英国文学最古の英雄叙事詩を原作にしたものが、ただの壮大でファンタスティックな「呪われた勇者」の物語であるはずがない。
この作品は英雄であることの困難さを描いたものである。何故フローズガール王にもべオウルフにも正妻との間に子供がいないのか? 例えば政治家や‘名門’の跡継ぎや‘二世’というものを考えた時、父親を超えるということはなかなか難しいことである。まして英雄の跡継ぎというのは不可能であろう。だからフローズガール王は王として適性のあるべオウルフを跡継ぎとして選ぶのである。
べオウルフの「キリスト教の台頭で英雄は意味がなくなった」というような印象深いセリフがあった。つまり家族を基本とした人間関係を尊重するキリスト教が英雄の出現を阻害してしまうということであるのだが、子孫を残すということは人間の自然な営みであるが故にその教義に抵抗することは難しく実際フローズガール王もべオウルフも‘母なる大地(海)’と‘交わって’しまう。その歪みがグレンデルやドラゴンと化してべオウルフに襲いかかってくるのである。
勿論奥深いストーリーのみならず、映像もすばらしい。特に前半のシーンはブリューゲルの絵を見るようだった。
薬害肝炎協議、厚労相「引き続き努力」…原告団は政党行脚(読売新聞) - goo ニュース
こんな結末があっていいのだろうか? 原告団を1日待たせてあたかも首相により
政治決断がなされるような気を持たせておいて、結局原告団の意見を無視した
ような“政治決断”の上、舛添厚労相は原告団に説明することもなく逃げるように
出て行ったというのは最悪の結末であろう。あれだけ周囲やマスコミに対して
エラそうに啖呵を切っておいてこの様はなんなのだろうか? これで舛添は口だけの
“チャラ男”だということがはっきりした。