純喫茶磯辺
2008年/日本
作品タイトル
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
映画にはジャンルというものがある。例えばこの作品ならば主人公の磯辺裕次郎が何故離婚をして娘を引き取って一緒に暮らしているのか? 喫茶店をオープンできるほどの遺産を手にできる磯辺が何故水道工員をしていたのか? 素子が何故悪い女なのかなど具体的な説明はいっさいない。因って物語の深奥を辿れない以上、必然的にこの作品はシリアスドラマではなくコメディードラマになる。
細かいギャグを満載しておりコメディーとしては申し分はないのであるが、残念なことに作品のタイトルがシリアスドラマの雰囲気でコメディー作品と感じさせないのが誤解を招いているような気がする。ではどのようなタイトルにすればいいのかと訊ねられても困るのではあるが。
西の魔女が死んだ
2008年/日本
2008年の邦画最高傑作
総合
100点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
この作品は本当に正確に理解されているのだろうか? もしかしたら‘魔女’という言葉が誤解を与えているのかもしれない。この作品で‘魔女’というのはおばあちゃんが登校拒否になった中学生のまいに教えるように、孤独であってもきちんと生きていける人のことを指している。まいの説明によれば学校のクラスの仲良しグループが仲良くする手段は共通の‘悪者’を作り出すことである。‘悪者’とはつまり‘魔女’である。おばあちゃんの教えというものは自分を犠牲にして他者のために尽くす‘魔女’になれということであろう。
ところでおばあちゃんは誰にとっての‘魔女’だったのであろうか? 私はまいの家族にとっての‘魔女’だったのだと思う。まいの家族を再生させるために‘魔女’に徹したのだと思う。そしてまいが学校に通うようになってまいの家族が再び上手くいくようになったことを見届けてからおばあちゃんはまいに最期のメッセージを残して自殺したのである。しかしおばあちゃんは‘魔女’だから肉体は死んでも魂は生き続ける。ファンタジーと現実の微妙な間を巧みに利用した傑作である。
定額給付金と補正予算案の分離、官房長官「理解できない」(読売新聞) - goo ニュース
前々から怪しいとは思ってはいたのだが、ただ慎重なのか口数が少ないせいかで
ばれなかっただけで、今回の発言でやっぱり河村官房長官はバカなのだと周知
されることになった。定額給付金というこれほど名実相伴う愚策もないはずなのだが
河村には理解できないらしい。額もしょぼい上に給付される時期は来年の春以降で
あるそのまた上に本当にお金に困って住居が定まっていない人たちには住所不定
ということで支給されないという頓珍漢さであるのだが、お金に全く困っていない河村
には分からないのである。本当に日本は首相のみならず官房長官にさえ恵まれて
いないと感じてしまう。