魔法使いの弟子
2010年/アメリカ
ニコラス・ケイジと‘リメイク’
総合 0点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
私はこの作品を冷静になって評価することができない。おそらく隣の館では『ベスト・キッド』が上映されていたはずである。そして『ベスト・キッド』はウィル・スミスやジャッキーチェンが真面目に制作した作品だと思う。その『ベスト・キッド』の西洋版と思われる『魔法使いの弟子』の出来が酷ければ酷いほど、それは『ベスト・キッド』に対する悪意のこもったパロディにしか見えないからである。
『魔法使いの弟子』の制作スタッフは『ナショナル・トレジャー』と同じなのであるが、その『ナショナル・トレジャー』も、パリを舞台にしたダン・ブラウンの小説『ダ・ヴィンチ・コード』をアメリカを舞台に代えたような作品だった。
とにかくニコラス・ケージの最近の作品は色々な意味で胡散臭い。2008年の『バンコック・デンジャラス』は1999年の『レイン』の彭(バン)兄弟監督自身によるリメイクであり、2009年の『ノウイング』は2001年のラッセル・クロウ主演の『ビューティフル・マインド』の‘エンターテイメント化’である(ちなみに『ダ・ヴィンチ・コード』と『ビューティフル・マインド』の監督は共にロン・ハワード)。2009年の『バッド・ルーテナント』も1992年の同作品のリメイクである。この‘リメイク振り’は最近のハリウッドの傾向ではあるにしても極めて特異なものであり、本気なのか冗談なのかその真意がよく分からない。そういう意味で今後のニコラス・ケイジから目が離せない。
3人目の骨折判明で「オレワン」放送中止(スポーツニッポン) - goo ニュース
しかしよくよく考えてみるならば、よく3人目が骨折するまで収録されていたものだと
思う。通常ならば1人が骨折した時点で放送中止になると思うのだが、一般人の1人
の骨折がお笑い芸人3人分の骨折と等しいという業界内の計算になるのであろう。
最近はテレビ番組に投資される予算が削られていて、その分、体を張って番組を
盛り上げなければならないために、そのしわ寄せが業界内で一番立場が弱い
お笑い芸人に向かってくるのであるが、結局収録されたもの全てが放送中止に
なってしまうという事で正にお笑い芸人は骨折り損の草臥儲けでしかなくなった。