夢を見ず、冒険もせず、快適空間に安住する若者(産経新聞) - goo ニュース
昨年、リクルートが高校生を対象に行った調査で「自分の趣味や好きなことができる
仕事をしたい」という質問の真意は「適当に仕事をする以外は自分の好きなことを
したい」ということだと思う。私の知り合いにも仕事よりも週末恒例の草野球に命を
賭けているおじさんがいる。冒険をしなくても簡単に“夢”が見られるのだから、冒険
をしないからといって若者を責めることはできない。問題なのは寧ろリアルを避け、
快適な空間に安住する若者よりも、競争相手が激減して簡単に出世できてしまう、
あるいはできてしまった若者(通称、お調子者)の質である。彼らに要職に見合う
だけの資質が本当に具わっているのかどうか、次々と顔が変わってしまう日本の
首相を見ながら思案してしまう今日この頃。