悪人
2010年/日本
‘悪人’を作ることの困難
総合 50点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
原作者である吉田修一が脚本にも参加しているということは、原作者本人も納得の出来なのであろうが、小説を書くことと脚本の執筆というものは似て非なるものということなのだろうか?
誕生以来生まれ故郷から出たことがない馬込光代と都会に出て保険外交員として働いている石橋佳乃を対照的に描いているが、石橋佳乃の‘すれっからし具合’が紋切り型と言わざるを得ない。特に彼女の父親である石橋佳男の増尾圭吾に対する時に見せた最後の聡明な態度を見ると、そんな彼の娘が都会に出ただけであれほど落ちぶれてしまうことは想像し難い。清水房江に対するマスコミの対応振りも紋切り型であるだろう。今時犯人の身内であってもインターホンからコメントを求める程度で、あれほど失礼な取材はありえないと思う。
増尾圭吾の鈍感さにも疑問を禁じえない。彼が石橋佳乃の存在に気がつかずに彼女の目の前で車を停めてしまうことも不自然であり、石橋佳乃を車に乗せて暗い一本道を走っている時に、背後からずっと付いてくる清水祐一の車に気がつかないことも不自然であり、更に石橋佳男が店の中の入ってきた時もなかなか彼に気がつかない増尾圭吾の鈍感さは‘バカ’の範囲を超えており、石橋佳乃の‘すれっからし具合’と結託して‘悪人’を‘捏造’していると言わざるを得ない。ということは「誰が本当の“悪人”なのか?」の正解はおのずと分かってくるだろう。俳優陣の熱演のみで辛うじて最後まで観られるものになってはいる。
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フェルナンド・フロレスは元警察官でもあったようだから、法律に全く疎いわけでは
なさそうであるが、やはり売名行為という誹りは免れないだろう。男性が女性に
対してセクハラで訴えるという例は男児が大人の女性に対するもの以外は想像し
難い。もしもフェルナンド・フロレスが本気で訴える気でいるのならば、自分はゲイ
であるというカミングアウトでもしなければ、説得力がない。訴えるよりも暴露本の
方が儲かったのではないのか