あしたのジョー
2011年/日本
見栄えだけが良い作品
総合
40点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
個人的な感想を述べるならば、伊勢谷友介の力石徹も香里奈の白木葉子も香川照之の丹下段平も、ついでに言うならば宇多田ヒカルが提供した主題歌「Show Me Love ( Not A Dream )」も悪くなかったが、残念なことに肝心な主人公である、山下智久が演じた矢吹丈が致命的にダメだった。矢吹丈という人物は若いにも関わらず厭世的でありながら、ユーモアを絶やさないニヒルさが魅力であったはずなのだが、山下智久の演技にはユーモアが欠落していた。
驚くべきことに脚本には全く内容が無い。どのように描けばこれほど内容を無くせるのかと思うくらいに内容が無い。自暴自棄だった矢吹丈は力石徹に出会い、ただ力石を倒すためだけにボクシングをし続けていたはずである。その力石を失った後、目標を失った矢吹丈がどのような葛藤を経てカンバックするのかがこの作品の見どころであるはずなのだが、脚本が稚拙なのか、あるいは山下智久の俳優としての力量不足なのか詳らかではないが、行方をくらました1年間の矢吹丈の行動がバッサリとカットされていた。これではそれまで描かれてきた力石に対する矢吹丈の執念に説得力を持たせることはできないであろう。脇役の白木葉子の生い立ちを描く余裕があるのならば主人公である矢吹丈の心情を描くべきなのである。あるいはこの描かれなかった1年間は1970年に共産主義者同盟赤軍派がよど号をハイジャックした際に「われわれは明日のジョーである」と言い残して北朝鮮に渡っておきながら、その後何の音沙汰もない‘よど号グループ’に対する諷刺なのかもしれないが、さすがにこれは深読み過ぎると我ながら思う。
ペットサロンの客、実は社員 日テレ報道番組でやらせ(朝日新聞) - goo ニュース
バラエティー番組に関して言うならば、本当に最近はテレビ朝日を中心にランキングと
称してほとんど商品の宣伝でしかないような番組が増えている。例えばコンビニエンス
ストアのスイーツ商品の売り上げランキングのようなものだが、以前、ランキングが
正しいのかどうか確かめるために1位になったスイーツを食べてみたことがあるが、
確かに美味ではあっても所詮コンビニの商品としてみれば比較的美味しかったという
程度にすぎなかったので、それ以来私はその手のランキングは眉に唾を塗って見ている
のだが、最近はそのような番組さえ見なくなってしまっている。しかしバラエティー番組
はどこでも巧妙にそのような宣伝を挿入してくる。ところでここで問題となっていることは
報道番組でそのようなことが行われていたという事実である。リベート欲しさにそのような
事をしたのであるならば、日本テレビでは報道番組の制作費もかなり削られているという
ことであろう。7月の地デジ移行を目前にテレビ局は確実に自滅の道を歩んでいる。