原題:『The Dry』
監督:ロバート・コノリー
脚本:ロバート・コノリー/ハリー・クリップス
撮影:ステファン・ドゥシオ
出演:エリック・バナ/ジェネヴィーブ・オーライリー/キア・オドネル/ジョン・ポルソン/ジュリア・ブレイク
2020年/オーストラリア
男性優位社会が招いた悲劇について
2020年2月のオーストラリアのキエワラは干ばつに襲われており、そんな中で主人公で連邦捜査官のアーロン・フォークが幼馴染で一家心中したルーク・ハドラ―の葬儀に参列しに戻って来る。そこでアーロンはルークの事件と同時に過去に自身が犯人として疑われたエレノア・ディーコン(エリー)の水死に関しても捜査をすることになる。
ストーリーの詳細は避けるが、二つの事案は田舎の閉鎖的なコミュニティーで起こった事件のように見えると同時に、医師であったアーロンの父親が息子にエリーに関して有無を言わせずに街を去らせたことも含めた男性優位社会が招いた悲劇なのである。
「アンダー・ザ・ミルキー・ウェイ」はオーストラリアのロックバンド「ザ・チャーチ」の1988年のヒット曲だが、本作で使用されている、エリーを演じたベベ・ベッテンコートのヴァージョンも素晴らしい。因みにベベの父親はアメリカのロックバンド「エクストリーム」のギタリストのヌーノ・ベッテンコートである。以下、和訳。
「Under The Milky Way」 BeBe Bettencourt 日本語訳
時々この場所が空っぽのようになって
光と共に息遣いが消える時
今夜天の川の下で
愛を失った魅惑について私は考える
それは本当に独特なもので
白く揺らめくもので
今夜天の川の下で
あなたの目的地を無視して
あなたをここに連れてくる
あなたが探していたものを知れたなら良かったのに
あなたが見つけようとしていたものが分かったかもしれないのに
あなたが探していたものを知れたなら良かったのに
あなたが見つけようとしていたものが分かったかもしれないのに
今夜天の川の下で
今夜天の川の下で
Peter Raeburn;BeBe Bettencourt – Under The Milky Way (from The Dry Soundtrack 2021)(audio)
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