MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ランペイジ 巨獣大乱闘』

2018-05-19 01:08:39 | goo映画レビュー

原題:『Rampage』
監督:ブラッド・ペイトン
脚本:ライアン・イングル/カールトン・キューズ/ライアン・J・コンダル/アダム・スティキエル
撮影:ジャロン・プレサント
出演:ドウェイン・ジョンソン/ナオミ・ハリス/マリン・アッカーマン/ジェイク・レイシー
2018年/アメリカ

「オマージュ」に加える「パロディー」について

 元々はヴィデオ・ゲームである。法律が及ばない宇宙で遺伝子実験をしている最中に事故が起こり、脱出ポットとともに地球に落ちてきた病原体に感染したオオカミやワニが巨大化するのであるが、主人公のディヴィス・オコエが飼育しており手話で会話もできるジョージという名前の白いゴリラも巨大化してしまう(壮大な実験のわりには関わっている人が少ないのだが)。
 ここで面白いのは、かつてアン・ダロウを片手にエンパイア・ステート・ビルに登って行った『キングコング』(メリアン・C・クーパー/アーネスト・B・シェードザック監督 1933年)を真似るかのようにジョージはウィリス・タワーの屋上で今回のプロジェクトのCEОであるクレア・ワイデンを掴むのであるが、ジョージはあっけなくクレアを飲み込んでしまうところが笑える「パロディー」である。
 加えて『三大怪獣 地球最大の決戦』(本多猪四郎監督 1964年)という作品があったが、現代においてCGを駆使するならば本作のようになるのであろう。やはり日本のゴジラなどに比べれば怪獣たちの動きが速いと思う。だからと言って特別に違和感はないのだけれど。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ラスト・シャンハイ』 | トップ | 『GODZILLA 決戦機動増殖都市』 »
最新の画像もっと見る

goo映画レビュー」カテゴリの最新記事