MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

「Look At You Now」 Orchestral Manoeuvres in the Dark 和訳

2024-11-25 00:59:36 | 洋楽歌詞和訳

Orchestral Manoeuvres in the Dark - Look At You Now (Official Video) 

 オーケストラル・マヌ―ヴァーズ・イン・ザ・ダークが去年リリースしたアルバム

『Bauhaus Staircase』に収録されている「ルック・アット・ユー・ナウ」を和訳してみる。

「Look At You Now」 Orchestral Manoeuvres in the Dark 日本語訳

今君を見ている
君は輝いている
その輝き方を
君が夢みている夢を君は生きて
君は全ての愛を与える
今君を見ている

欲望が君から離れないようならば
フラストレーションが増大し始める
君の頭が砂に埋まっている時
計画通りに事が運ぶことはなくなる
救いをすぐに用意する

今君を見ている
君は輝いている
その輝き方を
君が夢みている夢を君は生きて
君は全ての愛を与える
今君を見ている

エネルギーを使い果たし
感情がただ悪化する
君が手にする力は
砂のように流れ出る
また起き上がって立ち上がるんだ

今君を見ている
君は輝いている
その輝き方を
君が夢みている夢を君は生きて
君は全ての愛を与える
今君を見ている

(エネルギーを使い果たす)
君は輝いている
その輝き方を
(感情がただ悪化する)
君が夢みている夢を君は生きて
君は全ての愛を与える
今君を見ている


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「Japan」 Ilenya 和訳

2024-11-24 00:59:13 | 洋楽歌詞和訳

Ilenya - Japan (Official Video) 

 イレニアというイタリアの歌手が去年「日本」という曲をリリースしていたので

和訳してみようと思う。英語からの重訳である。

「Japan」 Ilenya 日本語訳

私が目覚めると既に朝になっていた
あなたはそこにいない
抹茶ラテ
生放送のテレビ番組
理性ろ狂気の間にあるこのパラレルな人生の中で
私は「プレイ」を押す

この街に生息する奇妙な生き物たち
あなたは無慈悲の意味を知らない
私たちはキングコングとゴジラの間で真っ二つにされている

私は日本に向けて出発する
東京、京都、大阪
私は日本に向けて出発する
私の頭の中は日本のことばかり
寿司、円、仏陀
私の頭の中は日本のことばかり

ファッションは変化し
星はどれも回転する
家では私は酒しか飲まない
私は日本に向けて出発する
私は日本に向けて出発する
私は日本に向けて出発する
インスタグラムにポストしてから

私はあなたを探している
既に夕方であなたはそこにいない
漫画と動画撮影とスワイプの間で
心の内ではねじれたリアリティ
こんな人生は私のものではない

この街の疲れ果てた動物たち
王位かセリエAに陣取る人々
私たちはフィクションと現実の間で引き裂かれている

私は日本に向けて出発する
東京、京都、大阪
私は日本に向けて出発する
私の頭の中は日本のことばかり
寿司、円、仏陀
私の頭の中は日本のことばかり

ファッションは変化し
薄紙の上のマリファナ
家では私は酒しか飲まない
私は日本に向けて出発する
私は日本に向けて出発する
私は日本に向けて出発する
インスタグラムにポストしてから

キングコングとゴジラの間で
私は日本に向けて出発する
東京、京都、大阪
私は日本に向けて出発する
私の頭の中は日本のことばかり
寿司、円、仏陀
私の頭の中は日本のことばかり

ファッションは変化し
星はどれも回転する
家では私は酒しか飲まない
私は日本に向けて出発する
私は日本に向けて出発する
私は日本に向けて出発する
インスタグラムにポストしてから

日本
日本

Ilenya - Japan (Una Voce Per San Marino 2023)


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「Little Miss Dangerous」 Crazy Lixx 和訳

2024-11-23 00:58:44 | 洋楽歌詞和訳

Crazy Lixx - "Little Miss Dangerous" - Official Video 

 スウェーデンのロックバンドのクレイジー・リックスが

今年10月にリリースした「リトル・ミス・デンジャラス」

を和訳してみる。

「Little Miss Dangerous」 Crazy Lixx 日本語訳

彼女はおまえの目には見えないものを持っている
全てが晒されているわけではない
俺が言っている意味が分かるか?
真夜中の魔法
彼女は巫術の子供
一晩中おまえの血流を活発にする
この小さな悪魔こそ俺が必要とするもの
可愛さなんかどうでもいい
下品な方がいいんだ

彼女は無法で偏見がない
彼女を「リトル・ミス・デンジャラス」と呼ぼう
彼女は今夜やって来る
彼女は冷たいが俺たちの仲間の一人
俺を「リトル・ミス・デンジャラス」と言ってくれ
今夜誰がおまえを愛するんだ?

彼女はおまえの母親にもなれるはずだが
彼女は19歳のように見える
いつまでも若くて野蛮で
毎晩がハロウィンだ
彼女は真夜中に動き出し時間を消費する
時を移さず行動を開始する
俺は彼女が必要とする良いものを手に入れた
だから俺を一噛みしてくれ

彼女は野蛮で危険
彼女は乱暴で危険
彼女は残酷で危険
彼女を「リトル・ミス・デンジャラス」と呼ぼう
とても洗練されていて危険
あの少女は飢餓状態だ
夜の花嫁
彼女を「リトル・ミス・デンジャラス」と呼ぼう
彼女は野蛮で危険
彼女は点火装置をショートさせ危険な射撃の名手
彼らは彼女を「リトル・ミス・デンジャラス」と呼ぶ
石のように冷たく危険
この夜の子供は俺たちの仲間の一人
「リトル・ミス・デンジャラス」と呼ばれながら
愛に情熱を傾ける

彼女はとても野蛮で危険
彼らは彼女を「リトル・ミス・デンジャラス」と呼ぶ
点火装置をショートさせた彼女はとても荒々しい
彼らは彼女を「リトル・ミス・デンジャラス」と呼ぶ
とても洗練されていて飢餓状態
彼らは彼女を「リトル・ミス・デンジャラス」と呼ぶ
この夜の子供は俺たちの仲間の一人
だから俺を「リトル・ミス・デンジャラス」と言ってくれ


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「In These Shoes?」 Kirsty MacColl 和訳

2024-11-22 00:56:07 | 洋楽歌詞和訳

Kirsty MacColl – In These Shoes? (Later Archive 2000) 

 カースティ・マッコールが2000年2月にリリースした

「イン・ディーズ・シューズ」を和訳してみる。マッコールは

2000年の暮れに事故で41歳で亡くなっている。

「In These Shoes?」 Kirsty MacColl 日本語訳

かつて私は冒険心を持った男性に出会った
彼はどこへ行くにもスリル対策で身支度していた
「山頂で星空の下
大きな固い岩の上で愛し合おう」と彼は言った

「その靴を履いて?」と私は言った
それはあり得ないと思う
(あなたは何て言うの? 愛?)
「ここでしましょうよ」と私は言った

だから私はガアダラハラのバーに座っている
遠くを見つめるような目をした男性が歩いてきて
「俺は外に力強い馬を持っているから
後ろに乗れば連れて行けるよ
俺は良い場所を知っているし
夜明け前に俺たちはそこへたどり着けるよ」と彼は言った

「その靴を履いて?」と私は言った
「冗談でしょう、ホセ」
「ここに留まりましょうよ」と私は言った

彼女は歩くのが好きではない
彼女は乗馬ができない
どうやって彼女は踊れるの?
恥ずかしいったらありゃしない

そんな時私はイギリス人に出会った
「あれ?」と彼は言った
「君は僕の背中を上下に歩き回っていないのか?
奇妙なことにそれが俺を活き活きとさせるんだ」

「その靴を履いて?」と私は言った
「あなたが生き残れるかどうか怪しいわね」
「それをしましょう」と私は言った

ここに留まりましょうよ

彼女は歩くのが好きではない
彼女は乗馬ができない
どうやって彼女は踊れるの?
恥ずかしいったらありゃしない

彼女は歩くのが好きではない
彼女は乗馬ができない
どうやって彼女は踊れるの?
恥ずかしいったらありゃしない

彼女は歩くのが好きではない
彼女は乗馬ができない
どうやって彼女は踊れるの?
恥ずかしいったらありゃしない

ここに留まりましょうよ

彼女は歩くのが好きではない
彼女は乗馬ができない
どうやって彼女は踊れるの?
恥ずかしいったらありゃしない


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『他人は地獄だ』

2024-11-21 00:58:41 | goo映画レビュー

原題:『他人は地獄だ』
監督:児玉和土
脚本:児玉和土
撮影:水本洋平
出演:八村倫太郎/栁俊太郎/岡田結実/三浦健人/青木さやか/大倉空人/鈴木武/松角洋平/星耕介/濱津隆之/萩原聖人
2024年/日本

「幻影」に翻弄される人々について

 閉塞的な舞台設定からしてもタイトルの「他人は地獄だ」はフランスの作家のジャン=ポール・サルトルの戯曲『出口なし(Huis clos)』(1944年)で登場人物の一人であるガルサンが発した「地獄とは他人のことだ(l'enfer, c'est les autres)」を基にしていると思う。地獄において死刑執行人や拷問道具など必要ないという意味である。
 なかなかネタバレ無しで感想を書きにくく、韓国のwebコミックが原作ということもあって「スラッシャー感」が思った以上に頻発し、虫嫌いの人は絶対に無理だろうから敢えて勧めるような作品ではないのだが、多少の演技の拙さを大目に見るならば伏線も上手く回収しており良くできた作品だと思う。


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/chuspo/entertainment/chuspo-987139.html?_gl=1*597a14*_ga*MTEzMzY0MzIzMy4xNzI1NTM0NDIy*_ga_XJ5END643J*MTczMjA5ODU5NC4yMzguMS4xNzMyMDk5NDc4LjIxLjAuMA..


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『呪われた絵画』

2024-11-20 00:59:44 | goo映画レビュー

原題:『The Well』
監督:フェデリコ・ザンパッリォーネ
脚本:フェデリコ・ザンパッリォーネ/ステファノ・マシ
撮影:アンドレア・アルノーネ
出演:ローレン・ラベラ/ロレンツォ・レンツィ/ジョナサン・ディラン・キング/ステファノ・マルティネッリ/クラウディア・ジェリーニ
2023年/イタリア

ヴァンパイアの血液を巡って

 時代は1993年。主人公はアメリカのフィラデルフィア出身で父親の仕事を継いで絵画修復師として働いているリサ・グレイで、イタリアの公爵夫人であるエンマ・マルヴィジの依頼で煤で覆われてしまった絵画の修復のためにイタリアのサンブーチまでやって来る。たまたま同じバスに乗り合わせた二人のアメリカ人とイタリア人ガイドと知り合いになってまた会う約束をしてそれぞれの仕事場に向かう。ストーリーは絵画の修復中に悪夢にうなされるリサのパートと3人が何者かに襲われ監禁されるパートに分けて描かれることになるのだが、二つの物語は繋がることになるのである。
 邦題を信じててっきり絵画にまつわるミステリーなのかと思っていたら、原題は「井戸」なのであるが、だからと言ってその井戸が何か特別なものかといったらそうでもないのである。
 ネタバレしてしまうが、エンマも彼女の娘のジュリアも吸血鬼で絵画は1493年に起こった彼らの出来事が描かれており、修復を依頼された絵画を次の満月に晒すとさらに500年延命できるらしくリサが依頼されたのであるが、ジュリアは自分が子供でいることに不満があったらしく、仲間割れによってリサは命拾いし、さらにそれから30年後にリサはイタリア首相と彼の妻のために注射器で吸い上げた吸血鬼の血液を売買しているシーンで終わる。
 リサは父親と不仲らしいのだが詳細が描かれることはなく、何よりもリサが修復中に左手の人差し指を怪我するのであるが、マーカスが経営するパブでは何もなかったかのように振る舞い、その後、急に人差し指に包帯を巻いていたから驚いた。


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『ネネ エトワールに憧れて』

2024-11-19 00:56:05 | goo映画レビュー

原題:『Neneh Superstar』
監督:ラムジ・ベン・スリマン
脚本:ラムジ・ベン・スリマン
撮影:アントニー・ディアス
出演:オウミ・ブルーニ・ガレル/マイウェン/セドリック・カーン/リシャール・サムエル/ナタリー・リシャール/レオノール・ボラック
2022年/フランス

バレエの見せ場がないバレエ映画について

 パリ郊外の労働者階級出身で黒人の12歳の主人公であるネネはパリのオペラ座で7人しか合格しない入学試験にトップで合格するのだが、そもそもバレエは白人であることを前提に制作されているために、ネネは学校内では生徒だけではなく教師の間においても議論が分かれる存在と化す。
 特に校長のマリアンヌはネネを忌み嫌うのであるが、それはやがて明らかになるようにマリアンヌ自身が北アフリカ出身だったからであり、それは学校の関係者さえ知らない事実だった。皮膚の色が黒くなかったマリアンヌは自身の出自を隠すために、カラーコンタクトで目を青くするほど徹底していたのである。一言で黒人といっても肌の色には様々なグラデーションがあり、それが問題を複雑にしている嫌いはある。
 しかし不思議なのはバレエそのものも見せ場がないところで、だいたいラストは踊るシーンで終わらせるはずなのだが、それは俳優陣に実力がなかったからとしか言いようがないし、ダブルを用意することもなかったようだ。
 どうやらロンドンには黒人ダンサーのための学校「ポワント・ブラック・バレエスクール」が2020年に設立されたばかりで、ようやくバレエの世界にも多様性がもたらされるようになった感じである。本作の主人公であるネネのように誰もがプリマバレリーナを目指している訳ではなく、ただ好きで踊りたい人もたくさんいるのだから、「開放」は極自然の流れのように思う。


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『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』

2024-11-18 00:58:06 | goo映画レビュー

原題:『Gladiator II』
監督:リドリー・スコット
脚本:デビッド・スカルパ
撮影:ジョン・マシソン
出演:ポール・メスカル/ジョセフ・クイン/フレッド・ヘッキンジャー/ペドロ・パスカル/コニー・ニールセン/デンゼル・ワシントン
2024年/アメリカ

「悪役」の扱い方について

 「上映時間約2時間半があっという間に過ぎて行った」と『十一人の賊軍』(白石和彌監督 2024年)のレビューに書いたばかりなのだが、敢えてもう一度書かざるを得ないほど良く出来ていた。さすがにハリウッド映画の制作費の高さによるCGの多用と人海戦術の前に『十一人の賊軍』の画面のスカスカ感は否めない。
 しかしストーリーに関して言うならば、本作のゲタとカラカラの双子の皇帝は頭が悪く、主人公のルシアス・ヴェルスとの対比がはっきりしており、分かりやすいと言えば分かりやすいのだが、『十一人の賊軍』の新発田藩の藩主の溝口直正はまだ子供だから仕方がないものの、悪役であるはずの城代家老の溝口内匠が権謀術数を駆使して領地を守るための葛藤の描写は本作よりも優れているのではないだろうか。
 それよりも気になるのは戸田奈津子による字幕翻訳で、見間違いでなければ「Port of Rome」も「Outskirts of Rome」も「ローマの郊外」と訳されていた。良いのか?


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/crankin/entertainment/crankin-15644510.html?_gl=1*mjvra8*_ga*MTEzMzY0MzIzMy4xNzI1NTM0NDIy*_ga_XJ5END643J*MTczMTgzOTg2NS4yMzIuMS4xNzMxODQwNDY4LjI0LjAuMA..


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『アビゲイル』

2024-11-17 00:57:50 | goo映画レビュー

原題:『Abigail』
監督:マット・ベティネッリ=オルピン/タイラー・ジレット
脚本:スティーヴン・シールズ/ガイ・ビューシック
撮影:アーロン・モートン
出演:メリッサ・バレラ/キャスリン・ニュートン/ダン・スティーブンス/アリーシャ・ウィアー/ジャンカルロ・エスポジート/ケビン・デュランド/アンガス・クラウド
2024年/アメリカ

強すぎる「モンスター」について

 これは驚くべき作品だと思う。お互いの素性を知らない訳アリの者たちが大富豪の娘のアビゲイルの誘拐目的に集まり、5000万ドルの身代金を得たらそのままとんずらするはずが、次々と仲間が殺されていき、実は誘拐したアビゲイルが吸血鬼だったことが分かり、屋敷ごと監禁された中でジョーイとフランクを中心にアビゲイルと対峙することになる。
 ここまでのストーリーの設定と流れは完璧といっても良いと思うのだが、後半になって全くストーリーが跳ねなくなってしまうのである。どうしてこうなってしまったのか勘案するならば、吸血鬼のアビゲイルが強すぎて人間のワルが束になってかかって行っても敵うはずがないからだと思うのである。


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/moviewalker/entertainment/moviewalker-1215749.html?_gl=1*q75282*_ga*MTEzMzY0MzIzMy4xNzI1NTM0NDIy*_ga_XJ5END643J*MTczMTY3NTc0OS4yMjYuMS4xNzMxNjc1ODk0LjYwLjAuMA..


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『映画検閲』

2024-11-16 00:58:57 | goo映画レビュー

原題:『Censor』
監督:プラノ・ベイリー=ボンド
脚本:プラノ・ベイリー=ボンド/アンソニー・フレッチャー
撮影:アニカ・サマーソン
出演:ニアフ・アルガー/マイケル・スマイリー/ニコラス・バーンズ/ビンセント・フランクリン/ソフィア・ラ・ポルタ/リチャード・クローバー
2021年/イギリス

壊れた「センサー」について

 時代はマーガレット・サッチャーが首相だった1980年代。主人公は全英映像等級審査機構で審査官として働いているイーニッド・ベインズで同僚たちから厳格な仕事っぷりを論われている。
 一方で、イーニッドの妹のニーナは幼い頃に行方不明になっており、両親は法的に死亡したことにしようという話をしており、仕事面では彼女が担当した映画が実際の殺人事件に影響をもたらしたということで非難されることになる。そんな時にイーニッドはベテランのホラー映画監督のフレデリック・ノースの新作の中にニーナに似た少女を見つけるのである。
 つまり原題の「センサー」である邦題の「検閲」と、同時に精神分析で「無意識の衝動が意識化することを超自我が抑圧してその実現を許さないようにする」という意味も持つ「潜在意識抑圧力」の両方が崩壊してしまうのであり、それが本作の後半で描かれることになる、現実なのか撮影によるフィクションなのか分からなくなるイーニッドの狂気の振る舞いに通じるのであるが、それは審査官が壊れたことで混乱した「酷い」映像を私たち観客が観させられることにもなるのである。
 アイデアは悪くないと思うのだが、90分弱で描くにはストーリーが分かりにくいと個人的には思う。


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/moviewalker/entertainment/moviewalker-1215948.html?_gl=1*159xnag*_ga*MTEzMzY0MzIzMy4xNzI1NTM0NDIy*_ga_XJ5END643J*MTczMTY2NzkyNy4yMjQuMS4xNzMxNjY3OTc5LjguMC4w


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