The Human League - The Lebanon
「レバノン」というフレーズだけ覚えていて、その曲調からてっきりロキシー・ミュージックの
曲だとばかり思っていて、いざ探してみるとどのアルバムにも入っていなかったから、何となく
そのままにしていたら、最近になってヒューマン・リーグの曲だったことが分かったありさまで
訳してみると余りにも政治色が強いので驚いた次第である。ソリッドなギターの音で誤解して
いたのかもしれない。以下、和訳。
「The Lebanon」 The Human League 日本語訳
兵士たちが来る前の1969年を彼女は夢見る
パンとブドウ酒のあっさりとした生活で
恥ずかしいと思うこともなく分け合っていた
近辺から飛び出したロケットの轟音で彼女は目覚める
恐怖で彼女は彼女の見ている夢に執着する
死ぬかもしれないという恐怖を打ち裂くために
レバノンから兵士たちが去っていった後に
一体誰が勝者になるというのだろうか?
彼は駐留していたキャンプから去る前に
外の世界を入念に調べる
かつて商店街だった場所に
時々狙撃兵たちが隠れている
彼は一週間前に家を出て
警察官のようになるつもりでいたが
今彼は戦場にいる
「僕たちは平和を維持するために駐留していたのではなかったのか?」
レバノンから兵士たちが去っていった後に
一体誰が勝者になるというのだろうか?
「僕は夢を見ているにちがいない
これが真実だなんてありえない
僕は夢を見ているにちがいない
これが真実だなんてありえない」
レバノンから兵士たちが去っていった後に
一体誰が勝者になるというのだろうか?