ひろしまたてものものがたり・ベスト３０決まる（産経新聞１１月８日朝刊の記事より）

　県の魅力を建物を通じて発信するプロジェクト「ひろしまたてものものがたり」でベスト３０の建物を決める一般投票結果と専門家らでつくる選定委員会による選考結果を、県が発表した。投票結果は１位が厳島神社（廿日市市）、２位が原爆ドーム（広島市）で、ユネスコ世界遺産の建物が他を引き離した。
　人気投票は、選定委が県内の５００棟以上から選んだ「魅力ある建築１００セレクション」を対象に実施。６月１９日～９月２１日の間、県のホームページ上で行われた投票には約１６万票が寄せられた。

　一方、選定委による「ベストセレクション３０」は、歴史的価値が高いことや建築意匠が優れていることなどを基準に、「訪れたい」と思ってもらえる建物を選び、順位をつけずに発表。人気投票で３０位以内に入らなかった建物では、…福山城伏見櫓（福山市）などが選ばれた。

投票結果の１６位に福山市草戸町の明王院（本堂と五重塔が国宝）が入った。一市民としてはもっと上位に食い込んでいると思ったが、少し当てが外れた。宣伝に関しては広島県庁の力をもっと借りねばなるまい。


福山城の伏見櫓（内部の写真はこちら）が選定委による「ベストセレクション３０」に選ばれたことは素直に喜びたい。空襲被害を免れた櫓の価値を広島県民だけでなく全国の城ファンにも伝えていくのが今後の課題である。

昔ながらの銭湯は市内に数えるほどになってしまった

福山市西桜町の銭湯・大国湯入口に「閉店しました 長い間、ご利用ありがとう御座いました。 店主」という貼り紙がしてあり驚いた。昔ながらの銭湯は市内からどんどん消えていく。


私は平成の初め位まで東町の銭湯をたまに利用していた。その「葦の湯」が廃業してもう何年になるのだろうか。跡地には穴吹調理製菓専門学校が出来ている。スーパー銭湯が大人気の御時世だが、昭和生まれの人間にとっては「だいご湯（古野上町３‐４）」のような造りがしっくりくる。

福山市花園町２丁目７・福山中央公民館跡地の整備工事

ＪＡ福山市本所の隣（北側）はかつて福山中央公民館が建っていた場所である。更地になってから大分経つが、市は跡地を公園施設として整備することを決めた（工期は来年３月末まで）。緑町公園と一体感を持たせバラが楽しめるような通路にするとか。市制施行１００周年までにバラ公園の方もリニューアルされる模様。