THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

坂内2days・ピット設営

2006-10-23 18:02:34 | オフロード

毎年この時期は仕事が忙しい。加えてプロパーとしての坂内2DAYS参戦、さらに東名名神集中工事が忙しさに拍車を掛ける。結構大変です。でも、無理してでもやってる。

中学とか高校とかで、部活でメチャメチャ活躍してて、女の子にもキャーキャー言われてたりする奴がいて、部活の練習も人一倍多くやってて、時間なんか無い筈なのに何故かテストの成績もいい…なんて男、いなかった? 
もちろん所詮はレジャーなのだから、必要以上に仕事やその他の大事な事を犠牲にする必要も無い。でも、「忙しくてさ…」なんつってボヤき気味に言いながら仕事して、メシ食って、何時間かでもパジャマ着て寝てる奴よりも、仕事を頑張って終わらせて夜中に現場に駆けつけて、文句も言わずに泥や埃にまみれてバイクに乗って、燃え尽きてオフロードウェアのまま車の中で爆睡してる奴に、俺はなりたい。
きっとそれだけのエネルギーのある奴なら、前者の様な奴よりも、仕事面でも成功を収めるに違いない。

いきなりヘビーな投げかけをしてしまった様ではアリマスガ…。俺にとって坂内2daysエンデューロ(24時間エンデューロ)ってのはそんな存在。近年は2daysを走るためにバイクに乗ってるのでは?…という疑問すら浮かぶ程である。
そんな「坂内2daysエンデューロ」の開催も、今年で第10回だそうだ。俺個人としては7回目の参加、自主チームとしては5回目(途中で色々あって、チーム名は変更している)。このレースが縁で新しい人脈もできたし、直接面識は無いが、毎年エントリーしてるチームも多くて「おっ、また走ってるな!」なんてカンジで嬉しかったりもする。こんな場を提供してくれている主催者の「クラブオフ」の方々には頭が下がる思いです。

結果を残せれば尚良し、だが、このレースに関してはある程度その辺りは吹っ飛んでしまってます。それよりも「やりきる事」に意義がある。
各チーム一人や二人は速い人もいると思うが、身内で速い人ばかり5~6人揃えるのは大変な事。大抵毎年、上位チームはショップ関係かオフロードバイククラブ系。我がチームの様にシロートな友人をイキナリ走らせるスタイルでは(笑)入賞は難しい。でも最初から考えれば途轍もない進歩ですぞ!!

前置きが長いな…。前記事で現地到着した所まで書いたので、次。ピット設営などなど。
今回俺はハイエースでは無く、マツダ・タイタン(トラック)にマシンとピット設備等を載せて登場。

Epsn2288

以前はピットエリアには車を置く事が出来なかったのだが、途中からピット&パドック方式になり、格段に設営が楽になった。以前は露天ピットのチームも多かったと思うが、現在はほぼ100%がテントを構えている。
トラックはハイエースに比べても積載量が多いので、無茶積みしておいてそのままピット&パドックエリアに進入すれば荷物搬入の手間が随分省けます。お陰で設営と撤収がかなり速かったのでは?
あと、俺のハイエースはエアロが付いてるので、坂内のピットエリアではガリガリやってしまうのだ。

道中も快適だった。タイタンは何とフロントサスペンションがダブルウィッシュボーン。しかも荷物を載せると車体が不安定になるハイエースとは逆で、1トン程度迄であれば寧ろ安定する。またハンドルが異常に良く切れる。ハイエースはハンドルが良く切れると思っている人も多いと思うが、タイタンは感覚的にはその3割り増し位。実は俺は超タイタン党である。俺個人としては5台目のタイタン。

Epsn2284

受付番号順(多分エントリー用紙が主催者側に届いた順と思われる)に車をピット&パドックエリアへ。我がチームはかなり後ろの方で、エリアに入った頃には目ぼしい場所は全て占領された後…。設営には最も不利なのでは?とすら思われる場所が残されているのみ。何とコース整備時の盛り土により、コースレーンとピット場所に50cm近い落差がある。が、こんな事でメゲている場合では無い。本来は別の事に使うつもりで持っていった足場丸太を使って櫓を組み、ピットを設営。スタンドを確実に立てる為にコンパネでステージを組む。見たか、看板屋の底力を。

何チームか面識のあるチームの人達と挨拶を交わし、万一コース上でストップした時にそれぞれのピットに連絡をする協定を組む。(※コレがお陰様で…)

ピットでは少々の作戦会議。顔が広いN目君が毎回何処からか誰かを連れてくる。今年は二人のヘルパー。有難う御座います&南無阿弥陀仏。でもヤロウ二人とは…。ピットを隣に構えたチームは、女性が沢山居ますぞ! 羨ましいが、俺は通常は硬派で通っている為に全く興味の無い振りをしつつ、クールな目付きはギャルを追っている。

ブリーフィング。
ナンか今年は進行がスムーズ? 常識的な注意、坂内4Hで使われたシケインは使わないとの説明等。
スタートは過去はクラッチスタートとかヘルメットタッチで行われてきたが、ウヒョ、今年はルマン式らしい!! 耐久の最高峰の様でカッチョイイ!
一般的なサーキットエンデューロの集計では、集計担当の人がゼッケン読み上げで行うのが普通だが、2daysは伝統的に「自己申告制」で行われる。方法は、、、、集計チェックポイントの一番手前側にゴルフボールが沢山入った籠が置いてある。1周走ってこのチェックポイントにきたら、その籠からボールを1個取り、自分のチームのゼッケンが書かれた籠に入れる。籠は会議用テーブルの上にゼッケン順に並べて置かれており、ゼッケン「1」はボールが沢山入った籠の隣なので楽。今年の我がチームは「25」なので、ボールを手に取ったら、ボールを持ったまま3m位バイクごと動かなければならない。しかも万が一会議用テーブルごと引っくり返してしまったら…?
もちろん自己申告とは言え、インチキするような人はいない。本記事の冒頭に書いた様に、「勝ちたい」という理由だけで出場してるチームはいないのである。

さて、ブリーフィングが終了、いよいよスタート。今年は立候補により、スターティング・ライダーは俺。過去6回の出場で、実は一度もスタートをやった事は無い。どーなるのか?

つづく。

※チーム員に私信。レース中の写真が無い。提供求む。

コメント (4)
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06坂内2daysエンデューロ・マシン準備

2006-10-23 13:01:45 | XR250

10月15日に行われた坂内4Hエンデューロに出走した俺のXRだが、今度は2daysに向けて整備をスタート。(※この記事はレース終了後に作成しています。)

基本的に俺のXR250は、必ずしもレースレギュレーションやカテゴリーに拘らず、気持ちよく練習走行出来る様に、ハイレスポンス&ハイパワー及び外観を重視して製作している真っ最中である。最終的には坂内2days用に払い下げ(爆)するつもりではあったのだが、現状では3~4時間程度のサーキットエンデューロ向きな構成になっている。
とは言え大した変更は予定していない。何故か?
その一、そもそも俺のホームコースは坂内なので、最初から坂内向きにマシン製作している事。
その二、俺自身坂内2daysエンデューロを走るのは7回目なのだが、その経験上「ホンダのバイク」、とりわけ「XR250(MD30)」は根本的に坂内2daysエンデューロに向いている事が判っているから。
完全なるアンチホンダであり、XRもあまり好きでは無い俺が、敢えてXRに乗っている理由の一つはここにあるのである。

坂内バイクランドを走る上で気をつけるのは、坂内4Hの時と同じで、水と振動。今回、実は水については対策をし忘れてレースで若干の問題が発生・・・。振動はパーフェクトな対策をしたつもりだったが、やはりレース終盤ではネジの緩み等が発生した。

2daysの場合は通常のサーキットエンデューロと異なり夜間走行があるので、灯火類を装備しなくてはならない。

Epsn2287

テールランプ。これは仕事で余った(っつーか、2daysの為に余らせてあった)LEDモジュールがあったので、これを使用してユニットを製作した。現状では俺のXRはMAIERのMXフェンダーに変更してあるが、ノーマル初期型のリヤフェンダーに戻した。

ヘッドライト。本体は去年使ったマルカワレーシングのライトを使用するが、本来何用なのかは不明であり、しかも激しく変形している。当初はこの変形を修正して使うつもりだったのだが、あまりの変形ぶりにイヤになってきたので、アルミのフレームは新規で製作する事にした。時間的な余裕が無くて製作中の写真が殆ど無い。スミマセン。

Epsn2279

仕事で余ったアルミパイプに天日干しした砂を詰め、バーナーで炙って曲げた。砂はセメントを捏ねるのに使っている山砂で、ホントは篩いに掛けた方が良いが、時間が無いのでそのまま。バーナーは酸素アセチレンバーナーにNo.3火口(大きい)を付けた物。アルミは融点が低いので慎重に炙り、適当な丸い形状の物を探し出して型に使った。
アルミの材質についてだが、俺自身余り詳しくないのと、追求していくとキリが無いのでサクッと・・・。
使用したのはA6063で、アルミサッシと同じ材質。一般に「建材」として売られているのは、型材はA6063、板材はA1100。どちらも車両には余り使わない。特に1100は純度の高いアルミであり、強度が低い。バイクでは簡単なブラケットでもA5052以上の強度を持つ材質が使われる事が殆どだが、稀に例外もある。何故かというと、A6063は他の材質に比べてダントツに「型材としての」流通量が多いから(だと思っている)。これを理由に、マルカワレーシング製の物はA6063又はA5052と予想を付けて、部材を一部切り取って拝借しようかと思ったのだが、何故か上手く溶接出来なかった。材質が予想と異なるのか、溶加棒が適合してないせいか、又は酸化しているせいか? 仕方が無いので仕事の余りの端材の山から適当な物を探し出して、アルマイトを剥がしてくっつけた。摺り合わせもしてないし、アセっているので超適当。24時間持てばエエのです。全て仕事の端材を使い、現物合わせにて製作しているので、仮取付してみて干渉する所をチェック、切欠き&溶接を繰り返して完成。ちとオーバーハングが大きくなってしまった。

Epsn2286

本番は21日(土)・22日(日)なのだが、俺は19日(木)・20日(金)は仕事で出張。場合により前側に延びる可能性アリって事で、この作業をしてるのが16日(月)・17日(火)。
その他の作業は
●フロントフォークオイル交換
●ステムベアリング・グリスアップ
●Rサスリンク・グリスアップ
●前後タイヤ交換・スペアホイール分共(N目君が担当)
●スパークプラグ交換(経験上大丈夫とは思ったが、念のため)
前年までN目君のXLRで出場してきているので、共通スペア等を照合して不足分を入手。
今回の共通スペアは以下。
●左右レバー
●フロントホイール(リヤホイールは使えない)
●前後ブレーキパッド
●エアクリーナ・エレメント

あと、坂内4Hで苦労の原因となった二次減速比の不適合について。
■ノーマルは・・・F13丁、R39丁=3.00(年式により異なる)
■俺の手元に来た時点で・・・F12丁、R42丁=3.50
■坂内4H走行時・・・F13丁、R44丁=3.384
■今回Rスプロケを新調・・・F13丁、R45丁=3.461
元々まさかドライブ側が変更してあるとは思っておらず、この為の変更ミスである。
坂内4Hでは2速では高すぎ(1速は2速の代わりになる程は高く無い)、3速も高すぎ、2速を使い切れないので3速に入れる事も出来ない位。(※ドリブンを45丁にした結果、これがベストと言っても良い位であった。坂内4Hの時のダルさが嘘の様で、登りでもちゃんと4速に入る。)

Epsn2281

但しノーマルが102Lの所を106Lで切ってしまった後の事で、チェーンガイドがチェーンを1cm近く「へ」の字に押し上げてしまう。写真の通り、たったの1丁違いでも外径がこんなに違うのです。坂内4Hの時に簡単なブラケットを製作して対策してあったのだが、今回もう少しマトモな物を製作。

20日に集中工事が終わったばかりの東名高速で、出張先の富士から帰ってきた。意外と早く帰れてヨカッタ・・・。
土日は俺の携帯電話は繋がらなくなってしまう(坂内バイクランドは携帯が通じない)ので、急ぎで!との要望のあった製作物(仕事の)を数点仕上げておき、引き続きマシン製作。我社の工場にT中さんも手伝いに来てくれた。その後N目君も。マシンを完成させて、その他の装備類等も積み込み終わったのは、日付も替わった当日の2時・・・。一人だったらマジでヤバかった。

一旦風呂に入りに自宅に帰り、そのまま坂内へ…のつもりが、途中で睡魔に襲われてコンビニ駐車場で6時ごろまで仮眠、7時チョイ前に現地着。

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