とりあえず簡単そうなパーツから復旧開始。
仕事の合間にステップを修理。表現を変えればステップを修理する合間に仕事。
折角修理するので、ワイドステップに改造する。ノーマルに準じて3.2tの鉄板を使いたかったのだが、適当な端材が無く、4.5tを使った。
写真の様な加工をしてコンターで切り出し、バーナーで炙って曲げた。完全に現物合わせ。
ステップの付根部分の「コ」の字の部品を作るのが面倒だったので、ここだけ既存を流用する為、ノーマルのステップ本体をサンダーで切り落として新規を溶接。
TIGの方が緻密で高品位にして確実な溶接が望めるのだが、事前に材料同士のすり合わせが必要になる為、楽な半自動にて作業(一部TIGを使用)。車両に装着した状態で点付けし、ポジションやシンメトリック性を確認&微調整。本溶接は車両から取り外して行った。
ゴツい。あまり頑丈過ぎると転倒時にフレーム側がやられるので、橋渡しするのは避けた。
ちと無骨だと思い、サンダーで削ってカタチを整えた後でブラスト。スパッタと黒皮の除去と塗装の足付性を高める。
塗装の下地に、缶スプレーのプライマーサフェーサーを使う人も多いと思うが、荒っぽい扱いをするパーツには余り向かないと思っている。クルマ用のアンダーコートとかジンクリッチが良いかと思うが、今回は何故か最近、ホームセンターの塗料売り場で良く見かけるアルキド系の下地塗料を使用、余っていたガンメタのラッカーを塗った。最終的には二液ウレタンクリヤを掛けるが、たったこれだけの部品の塗装の為に硬化剤を混ぜると、大量に塗料を損するし面倒臭いので、塗装する物が溜まるまで放置。