THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

シートレールの曲がり修正

2006-10-30 11:58:07 | XR250

シートレールが曲がってしまっているので、この修正と対策。
元々このXRが俺の手元に来た時点で今回と同じ方向にシートレールが曲がっていた。どうもMD30の癖の様だ。
シートレールがボルトオンの別体式なのは、メーカーも使用上のトラブルを予想しているのもあるのでしょう。

Epsn2318

右側はミャフリャーが付いており、コレが補強代わりにもなる為に変形は少ない。ノーマルミャフリャーはかなり頑丈に出来ていた。なので俺もミャフリャーを製作する際、当然サブフレームを兼ねる事を意識している。
対して左側はバッテリーがぶら下がっている。ノーマルのバッテリーはデカくて重い。俺のXRも前オーナーのN造さんの転倒により、バッテリーケースを固定するブラケット部分ごと曲がってしまっており、バッテリーケースはタイヤ側にめり込んでいた。

俺は「ホームセンターで入手し易い」という理由で、スクーター用の小型MFバッテリーに変更、当初はノーマルバッテリーケースに入れて隙間に発泡材を詰め込んでいたが、その後補強を兼ねたアルミ製のバッテリーケースを製作した。コレによりバッテリーケース全体が薄くなるので、フレームやバッテリーケースが曲がってしまってもリヤタイヤに擦る様な事は無かったのだが、「補強を兼ねた」状態で製作してもサブフレームは曲がってしまうみたいだ。

この弱点への対処として考えたのが以下。
①ノーマルシートレール+アルミバッテリーケース+小型バッテリー(つまり現状)
②シートレールをアルミで製作+シートレール一体型バッテリーケース+小型バッテリー
③ノーマルシートレール加工+シートレール一体型バッテリーケース+小型バッテリー
④バッテリーレスにする。

この中で④について。
バッテリーレス化を推奨するショップもありますが…。
もしも俺のXRに俺しか乗らないのであれば、また俺が今後比較的短いレースや難所の無いコースばかり走るのであれば、バッテリーレス化するであろう。また逆にタイムを気にしなくても良い様な林道ツーリングとかでも外してもイイかな、公道スパルタン仕様みたいなカンジで。でもXRやXLRのエンジンは始動性にちょっと癖があり、長時間EDや難所では再始動に苦労する。実際に過去の坂内2daysでコース途中でXLRをエンストさせて再始動する事が出来ず、帰ってこなくなった人が2名(笑)。ちなみにこの2人のヘルプには俺が行き、どちらもアッサリ再始動(爆)。その前のDT200WRで走った時も、誰とは言いませぬが再始動できなかった人が1名(笑)。この時も俺のヘルプでアッサリ再始動。この人、自己所有のCRMもキック30回位で掛ける事ができず、試しに俺がキックしたら1発・・・。その後練習して(苦)掛けれる様になったらしいデスが。
余談だが、2daysをXLRで走った時、俺が夜中に走行中に転倒してストール、キックしようとしたらキックペダルが根こそぎ折れた事があった。この時は坂を利用して(登りだったので逆走した・・)押し掛け、折れたペダルは溶接してしまったのだが格納する事が出来ない様になってしまったので、スプライン部分を抜き差しするカタチで取り外し式になった(爆)。
今回の2daysでXLRからXRとなり、我がチームのマシンに初めてセルが付いた。メンバーからはエラく評判が良かった。まあ、個人によって価値判断も違うし、セルはMD30の美点の一つでもあるので、あまり偏った意見を鵜呑みにしない方が良いのでは? MD30にセルが不要とするならば、俺だったら別のバイクに乗ります。

さて。
多分、何をやっても転倒すればシートレールは曲がると思われる。で、シートレールを消耗品として考え、俺の使い方と併せた判断をすると②が良いかと思われるのだが、ここにも幾つかの問題がある。

●ノーマルシートレールは意外と軽いので、アルミを使って強度と重量を両立するのが困難
●アルミの材料の入手性に問題アリ(一般流通している型材はほぼ100%がA6063=アルミサッシの材質であり、強度を出せない。丸パイプでは少しマシなA5052等もあるし、コアな材料屋さんではジュラ系もあるらしいが、どんな対策をしても転倒すれば曲がる。手間やお金を掛けるのには疑問が残る)
●鉄に比べて、何度も修正する事ができない
●ノーマルを採寸するのが面倒臭い

で、今回は③の方法を選択。先にアルミのバッテリーケースを製作した際にも当然考えたのだが、その時にこの案を却下したのは、ノーマルに追加溶接する事によってクラックが発生するであろうから。だが、俺のXRのシートレールは既に死んだも同然。折れてしまったメンバーの溶接を兼ねてノーマル加工する事にした。

最初に曲がったシートレールを修正。長いパイプを使って、テコの力を利用して修正する。変形具合を見ると、真左にドカッ!!と倒したカンジで、上から見ると平行四辺形的に曲がっている。

Epsn2322

角パイプに砂を詰め、バーナーで炙って曲げる。治具なんぞ無いので、何度も現物確認しつつ形状を決める。折れてしまったメンバーにはガゼットを入れて溶接。シートレール前端のメンバーにもクラックが入っていた。

Epsn2324

出来る限りすり合わせした後、点付け。この後車体から外して本溶接の予定。

コメント
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