THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

クイックチャージャーの製作

2007-05-29 16:25:39 | 工作

Epsn3274

えーと、先日「俺が今、製作したい物」という記事で取り組み掛けたのは・・・実はクイックチャージャーなのであります。
スミマセン、決して引っ張るつもりはなかったのだが、ちと忙しいのと部材の見当をつけるのに時間が掛かり、放置してしまいました。
それと・・・「燃料タンクって言ったのに、クイックチャージャーは燃料タンクじゃないやんけ」という声も聞こえてきそう。スミマセン、広義で捉えてやって下せえ。

クイックチャージャーとは? イメージ的には鈴鹿8耐なんかで使われる、牛乳の搾乳機か、小学校の給食の容器を思わせる風貌の(!?)、ガソリンを一気に、スピーディに入れるアレである。
俺がクイックチャージャーが欲しいと思ったのには、幾つかの理由にならない理由がある。
その1。現在の俺のXR250はPWKに換装して以来、非常に燃費が悪く、ガンガン開けて走ると約12リッターのIMSのタンクを2時間程度で使い切ってしまう。泊り込みでガッチリ練習走行をすると、通常の練習走行時に持っていく20リッターの携行缶では心許無い。事前にIMSを満タンにした上で携行缶にも20リッター用意すればギリギリセーフ。できれば一時的にでもガソリンを置いておけるタンクが欲しい・・・。
その2。坂内2DAYSで撮ったビデオを見ると、給油作業がヤキモキするくらい遅い。テクニックが無いからこそ、こうした部分で時間を縮めるべきなのでは?

製作に当たって「クイックチャージャー」とか「クイックチャージャー 構造」とか、思いつくキーワードでググッてみたのだが、大した情報は得られなかった。
鈴鹿8耐で使われているヤツは、クイックチャージャーにもタンク側にも口が二つある。どうやらコレは片方はガソリンが流れ、もう片方は空気抜きの様である。このタイプはレースのレギュレーションによっては使用が禁止される事もある様だ。

Aqc2_1

実はオフロードバイクのエキップメントで有名なACERBISからクイックチャージャーがリリースされている。エンデューロで他のチームが使用しているのを見掛けた事もある(しかもピットが隣だった)。コレは鈴鹿8耐で使用されている物と異なり、口が一つしかない。定価¥71400。買っちまえば早いのだが、価格はともかく俺は作る事が目的なので関係ない。

Aqc1

ACERBISの物は恐らくポリエチレン製であり、ブレーキレバーの様な物を握ると給油口がリリースされる構造だが、現場で使われている多くのクイックチャージャーが吐出口横からエア抜きホースが出ているのに対して、ACERBISの物はそれが見当たらない。携行缶みたいに上の方に付いているのか? それともパイプが中を通っているのか?

とりあえず先日購入したボールコックを、愛飲する焼酎(の一つ)である鏡月の4リッターのPETボトルにビニールテープで固定し、ガソリンではなく水を使用して実験してみた。
単純にボールコックをPETボトルに付けた状態でコックをリリース。満タンの水は26秒掛けて流れ落ちた。
次、PETボトルに20mmのエア抜き穴を開けて同じ事を行う。すると、ナンと5秒足らずでPETボトルが空になった。液体に比べて流動抵抗が少ない空気を抜く穴の径は後で検討するとしても、たった一つの空気抜きの穴の有無のみで恐ろしく結果が異なる事に驚きつつ、製作方法を考え始めた。

問題になるのはタンクの材質。市販のポリ容器を利用するのが簡単そうだが、見た目がイマイチ。金属製としたい。だが金属板を自分で曲げて作ると、キャップに困る(事実上自分で作れない)…。

Epsn3326

散々探し回ったら、去年の某レースの景品で貰ったアルミ製のエスプレッソメーカー(コーヒーね)が上手い具合にネジになっているのを発見。パッキンを耐油性の物に換えて使用する。

Epsn3324

あと、板金を手曲げしようとした場合、単純な円筒であるならばそれなりに加工できるものの、テーパーコーン(円錐状)に曲げるのはかなり大変である。アルミ製の鍋とかを探し回ってみたところ、あまり丁度良い物が無い。ステンレス製のヤカンにはいい形状のヤツがあったのだが…。

ちと歯切れが悪いが、今回はここまで。坂内4時間EDには間に合わんな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする