
★飛び込み記事です★
■秋田のワタリガニの豆鼓蒸し(続き、食べ切るまで!笑)
お預け→前足を揃える→ヨシッ!!っな気分です(笑)。
パチン、パチン、キューム (=関節側に鋏刃を二カ所入れ、繊維走行に並行に殻を切り開く音です、笑)
ムちゅ、するん (=蟹肉を腱から外す音)
脚部分は、およそ五手間で、きれいに蟹棒になります(笑)。我が家では、家人が剥いて山を作るのを、私が失敬する…のが、いつものパターンです(大笑)。が、この夜は、辛抱たまらず(苦笑)、自分が手をだしました。
脚を2本ばかり剥いて(写真1)先ず、あ~んぐり…うまうま♪蟹が甘いっ。トロンっとしてる!二口目は、餡をみっちり塗して、ズルンと口へ。うまうまうま♪ 餡の春雨が預かっている、全ての旨味を、蟹に返して、甘さに重ねてくれています。わっはっは!わらっちゃいます。美味しくて♪
気付いたからには、丁寧かつ大胆に、蟹脚、ボディと、速やかに分解します。得意です(笑)。ちょい目が据わり、怖いと言われますぅ(苦笑)。
かくして、割り当て分の蟹は、全て、餡のボウルに入りました(写真2)。家人は未だ出来上がりませんが、無視(笑、オイッ)。
武器(=鋏とスパチュラ)を離し、お箸に持ち替え、蟹肉を餡の中に、混ぜ込んでいきます。丁寧に!
気に入りの紹興酒を一口…二口。蟹が馴染むのを見計らいます。
頃はヨシッ…みっちり餡を絡めた蟹肉を食します…ヤッホーイ♪ うまうまうまうMAX♪(笑)
細かい蟹甲羅のかけらを、取り除きつつ、堪能するのでした。
絡めた写真が無いのは、集中していたから、です(笑)。
かつて…本当の中華料理が家庭には遠かった時代、春雨は、蟹肉や魚翅の増量材のように言われていたことを思い出します。本当は違った…旨味を吸収してその中に留めて、主材に重ねて、豊かに彩るために、春雨は必要だった…調理の奥の深さに、唸ります。
この夜は、もう一つ、学びがありました。餡の量と味付け、です。むき身にした蟹に絡め合わせて、ちょうどに美味しくなる量と味付けを、考えて作っていることの凄さ…。
蟹は生き物です。身質の育ちの善し悪しを推定し、どう餡を工夫するかを、差配する。餡と蟹肉がぴたりっとあって、お皿が空っぽになるように、作り出す凄さ。
ソースやとろみ餡は、余分にあっても良いと思う、フレンチや和食とは違う考え方に、この夜は身震いしたのでした。非凡なるかな、シェフ…。
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