過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

花山椒鍋:わずか一時の季節を食す

2017-05-04 06:14:38 | 日いづる国の伝統食


花山椒鍋!
山椒の花を摘んで、お肉や豆腐と鍋にする。
花を摘むのだから、実はならなくなります(ニッコリ)。それを知って尚、愛しく思う、わずか一時だけの旬味と思います。



奈良産の花山椒に出会いがありました。これは! 去年、京都和久傳でいただいた味を、思い出して、作ることにしました。

■牛と花山椒の鍋
[材料の目安]
花山椒
牛、赤身のかったしゃぶしゃぶ用薄切り肉
煮筍:固い部分は繊維を断つ向きに、穂先は繊維の向きに切り分ける
しゃぶしゃぶ用の生木耳:石附をのぞき食べよく分ける
生よもぎ麩:1cm厚
山芋豆腐
つゆ:昆布出汁をひき、日本酒、味醂、淡口醤油で、ほのかな吸い地にしたてる

[作る]
つゆを暖め、花山椒と牛肉をしゃぶしゃぶして、食す。
筍、生木耳、よもぎ麩は、加減よく煮る。
お肉の旨味がのった つゆで、花山椒と豆腐を温める。






香り高く、うまうま! なんて、美味しい。和久傳を手本にして、正解なり(ニッコリ)。
はっ…と気づいたことがありました。



舌触り……。もっと滑らかだった…。
きれいに摘まれた花山椒なれど、この細い茎や、わずかに混じる小葉まで、全部のぞいて、お客様にだしているんだ! 鮮度を落とさずに、手仕事で。
やるな、和久傳!
食してみて、自分で試してみたからこそ、わかったことでした。



おぼろ豆腐に花山椒。すがしい淑やかさ。遠くに肉の気配をのせて、実に味わい深い食し方でした。



鍋つゆを養生して。〆は細くこしのある氷見うどんを合わせました。
う~ん。染みる旨さ!
素敵な旬の味わいを、楽しみ尽くした昼でした。


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コメント (4)
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