過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

木山 皐月6:艶やかさと清楚さ、故のエロティック?(笑)

2017-05-18 22:47:00 | 外食でリフレッシュ!
★飛び込み記事です★



■嵯峨野の筍、雲丹、卵黄醤油、
■隠元豆の胡麻まぶし

土に抱かれるような、木の葉型の一皿。筍と隠元豆を逸品に仕上げる不思議(ニッコリ)。
卵黄の照りをうけとった雲丹が、筍に熟感を足したようで。それに対比するように、しゃくっと瑞瑞しい隠元豆……青さの代わりに、あたり胡麻と煎胡麻の深さと香ばしさをまとっている。

こんな風な胡麻和えを思ったことは、ありませんでした。手を注ぎ込みすぎるのではなく、活かして手を引く、見きわめもまた、己の力量と気づきました。
うん! 楽しい。学んでいられることは幸せ。



そう…この夜のお料理の色あいは、印象的でした。
たとえば、これは、歌舞伎の定式幕(じょうしきまく)から萌葱と柿色をもらってきたように思えます。
三色までに抑えたり、和の補色のようなコントラストをみせたり。
淡々と、よきもの、美味しいものを積み重ねているように見えて、統一感があるのは、この色印象故ではなかろうか?(ニッコリ)



隣席はお薄なれど…。



我らは、しっかりした冷酒(笑)と、まだ共に。
ここから、もう一段、かけあがっていくのです。


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木山 皐月5:椀の華やぎと淑やかさ

2017-05-18 19:04:00 | 外食でリフレッシュ!
★飛び込み記事です★



玉手箱のような椀にニッコリ。
自分に香りを寄せるような気持ちで、蓋をとる幸せ。



■椀: ぐじ、鶯菜、新若布

鰹節出汁のしとやかさ。東の民として、西で鰹節の使い手にあう嬉しさを思います。そして、軟水のエリアではあっても、おそらく硬度が少しだけ高いのかもしれません。お薄にはさわりが無いほどの、わずかさで。

おおぶりの華やかな椀に、アイボリィが静か。季節の緑に染まらない、ぐじの強さ。牧水が謳う白鳥のよう…。

耽美に頭は考えますが、味覚は食欲に従います(笑)。
西らしいぐじの甘さを楽しんで、抱えるように愛しんで、余さず吸う。
椀は華であると、思います。(ニッコリ)


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木山 皐月4:静かな朱

2017-05-18 18:18:00 | 外食でリフレッシュ!
★飛び込み記事です★



■鮪、萱草(かんぞう)、芥子、醤油
いい朱! 背後は萱草、雪解け後の春の使者でしょう。



寝かせ具合が美しい。これは綺麗な香りがする、動いて養った鉄錆色を含む朱色です。
旨し。
萱草を芥子和えのようにひと口。さっぱりと、ほの苦く。春は愛しいのです。



萬事。曲線の美しい器に見惚れます!
こんな風に、無理をみせない、潔い盛り付けが出来るように、私も努力。いつか……。(ニッコリ)


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木山 皐月3:五感を集める

2017-05-18 17:31:00 | 外食でリフレッシュ!
★飛び込み記事です★



■かわはぎの肝和え、葱の花を散らす

和え物を盛り込んで、木山さんが緑色のとげとげしたピンポン玉に茎がついたような…ロリポップみたいなものを、手にする。柔らかそうなとげとげ(笑)を摘む音がする。
はっ? 葱の花を散らします、という…。それは、葱坊主?!(笑)
香る薬味に使うのは、初めての体験です。

器が手元に置かれれば、その姿に気持ちは移ります(笑)。

可愛い! 鯉かな、鯰のちびかな?
魚の泳ぐ様を写した器が好きっ!



うん? 私だけのお楽しみ?(笑)
こちらは静かな湖面のよう。
この湖面から、鯉は跳ねて、私の所にきたのでしょう(ニッコリ)。



改めて、寄ります。かわはぎのほの朱い身に、とっぷりの肝和え衣。緑の針に見えるのが、葱の花。
強いアクセントではなく、驚きこそが印象をかきたてる…その特別さが、味を香りを形創ろうとする、面白さ♪

料理の面白さ、こんな遣り方もある、と学ぶ時でした。(ニッコリ)

かわはぎの肝和えは、好物なので、も少し欲しくなりました(笑)。



お料理の進みに応じて、違うお酒を勧めてもらっています。私も呑助ですが(笑)、このラベルははじめてみました。
真っ黒な山男かと思えば、「鶴齢 純米酒 雪男」、新潟の辛口でした。お、これを求める料理が待っているのですね(ニッコリ)。

お料理にあわせて、日本酒をかえていける。徳利も変わりました(笑)。シャンパーニュやワインのように。
時代の求めに一歩だけ先んじる…大好きな和久傳の性がちらりっと見える。
お楽しみは、まだ始まったばかりです(笑)。


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木山 皐月2:紅白にはじまる

2017-05-18 05:29:00 | 外食でリフレッシュ!
★飛び込み記事です★

お印のお酒を一献いただく。華やぎの酒盃。
開店おめでとうございます…ありがとうございます…静かな乾杯ができる幸せ。ここに居る幸せに、心の奥が、ほんのり染まります。(ニッコリ)



■根セロリのすりながし、鯛の子

蓋をとると、すがしい香り。ふくっとした旨味が形を持つように見えて(笑)。それは鯛の子(笑)。
艶やかな、ふくよかな組み立てに、にっこり。春のふくよかさ、存分に。

一瞬で壊れてしまう火入れの難しさ。味わう向こうに、やるなっと驚く気持ちがあって。でも、味わうことに戻ってくる楽しさ(笑)。
うんうん……頷きながら、ニコニコしながら、食すのでした。


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする