★飛び込み記事です★
▪️鮭の昆布〆
写真上方、鴨のお皿の奥です。
色鮮やか!まるく、脂の乗った鮭。素直な食です。
[学び]
魚を塩でまぶし、一晩重しをのせ、水気を絞る。その魚を冷飯にのせ、再び重石をして、数日おく。酸味が出た頃に、魚を取り出して供する。今の寿司の原型と言われているそう。
滋賀に残る熟鮓の原型は、これだろうと思います。寒い北の地だから、これだけ脂を含む魚でも使えたのか?と想像しました(ニッコリ)。
▪️いえつも(煮物)
写真上方、左奥。根菜類を煮て、柔らかくして食すのは、平安時代の民にも一般的であったとのこと。
▪️須々保里 すすほり(漬物)
写真の手前。なかなかに塩が効いてました!(笑)
[学び]
平安時代の漬物には、塩漬け、醬漬けの他に、ニラギと呼ばれる漬物があったそう。これは、塩と楡(ニレ)の粉を和えてから野菜をつける、とのこと。
後から調べてみました。楡の粉とは、楡の木の外皮を剥いだ後の、内皮を干して、臼で擦って粉にしたもの、とのこと。万葉集に記録が残る、樹皮独特の青苦い香りがする漬物になるそうです。
海外の食材にも、elm powderがあることに気づきました。もしかすると、始まりは、渡来の薬(スパイス)の一種だったかもしれません。面白い!