トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

湛水テスト

2014-09-27 | 水辺環境の保全

 

Photo  この日、午後から降雨の予報だったので堤の造成を急いだ。食草園の一角の猪の掘り起こしにたまりかねて水を溜める事にしたのだ。トンボ池からの排水路の拡幅なのだが面積は4倍になる。ただ、排水路の畦土を新規の堤の造成には使えない。

 最初から崩して新堤に切り替えてしまうと「漏水」があった時は被害甚大になる。そこで、歩道脇の崖から崩れ落ちた土を集め「仮の畦」を設える。掻き集めた丸太の護岸も施したのだが池になる部分に漏水孔があるかどうかは判らないのだ。

 とりあえず降雨を期待して予定範囲に湛水できるかどうかを確認せねばならない。現在のチョロ水程度の排水では水溜りになるかどうかも怪しい。そこで「降雨頼み」となった次第。流量が増え湛水できれば既存の畦を崩し新堤に盛り上げる。

 歩道脇からの土で20㎝、既存の畦からの土で20㎝の盛り土になる見込みで、そうなれば排水路より十分な水深のある池が出現し、猪の掘り返しを減らすことが出来るので、もう「ざまあみろ!」である。まあ、張り合っても詮方ないのであるが、そこは小生、達観も出来ん。


今日のトンボ「樹皮に産卵?」

2014-09-27 | 小父のお隣さん

 

Photo  何時もは林内などの薄暗い場所で見かける事が多いこの手のトンボ、今日は水辺に大挙現れた。それも全てカップルである。ヤナギやマユミの幼樹に尾端を突き立てている。

 周囲の状況を観察すると、観察できたカップルすべてが水面に突き出た枝の上での行為だった。このトンボの産卵生態など知る由もないけれど、状況から「産卵中」と思った方が良さそうだ。Photo_2

 翅は八字形に開いて止まっているから「アオイトトンボ属」に間違いないだろうが、図鑑対照で「連結したまま水辺上の当年枝に産卵する」と合致するから「オオアオイトトンボ」か…。適宜、教えを受けるS先生から「産地は限られ、近辺に生息無し」と言われたのはこの名前だったか別種だったか。もう迷宮に入った・・・。