刈り払いの途中、猪以外には手を付けない落ち栗の現場に出た。拾いたくてもメダケが遊歩道を占拠して通行できなくなった途中だから誰も来れない。
急遽、刈り払いを中断し栗拾いに宗旨替えした。見る人も無く知る人も無き山の中だから、宗旨替えしたところで「ブログ炎上」となる訳もない。ポケット満杯で帰路に就いたが歩きにくい事甚だしい。
それでも放置された栗林を思い出し寄り道。容器が無いからヘルメットに詰め込んだ。拠点近くで幼児連れの親子に出合い、おチビちゃんに「欲しいか?」と尋ねると手を出したから、ヘルメットの分は譲り、ポケット満杯分は明日にでもフイールドに来るおチビちゃんに渡そう。小生、表向きは「優しい小父さん」なのだ。
食して「美味しい」と思うけれど、幼児期にずっしり重い栗を持つなんて喜びは、今の子ども達には得難い体験だし自然の恵みも実感してもらいたい。小生は十二分に実感して来たし、今もしている。