トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アゲハに肘を取られて小休止

2014-09-29 | 感じるままの回り道

 

Sn3d0426  大汗をかきながら堤を胴突きして固めていたら肘のところがこそばゆい。目をやったら黒いアゲハが止まって口を伸ばして汗をなめている。すでに翅の輝きも形も失われているがカラスアゲハのようだった。

 仕方がないから作業を中断し、しばし休息タイムをとる。休息すれば汗は引っ込むから逃げてくれるかと思ったものの、すでに飛翔能力が落ちた蝶は小生から離れない。申し訳なかったが近くの枝に移させてもらった。タテハチョウの仲間は汗を吸いに来ることが多いが黒いアゲハは初めてだ。

 翌朝、作業のために横を通ったら地面に落ちて息絶えていた。十二分に良く生きたであろう事は姿で判る。蝶にとっては小休止では無く大団円で、小生の汗が末期の水だった。南無阿弥陀仏 。

 


**思わぬ敵

2014-09-29 | 感じるままの回り道

 朝露の刈り草運ぶ父の背は汗か露かは知らねど濡れし

 川端の朝草刈りは気もそぞろツツガムシ刺す事無きようと

 郷里での川辺は恐きツツガムシ今の里山マダニ怖ろし

 スズメバチ可愛く思うマムシさえ今の魔王はマダニ感染

 首都でさえ一筋縄でいかぬとはお百度踏めぬ一匹万倍蚊