トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

定水位装置の変更

2014-09-08 | 水辺環境の保全

Photo  沈泥地の通常水位を決める定水位装置をを変更する。従来は円形の鉢の縁が水位線だったが排水管との高さを調整できない固定式で、土砂が堆積してしまうと浚渫によってしか湛水を確保できなかった。

 そこで拡幅、掘り下げに合わせ厚板をL字形に打ち合わせた形態に変更したのだ。これだと土砂の堆積で湛水が出来なくなっても、この部分を引き出すだけで調整可能になる。Photo_2

 L型による排水管との高低差は5㎝で、従来の丸型より5㎝水位を低下させてある。掘り下げはスコップひと掘り分だったから5㎝の水面降下でも実際の水深は従来より深い。この取り換えに合わせオーバーフローの高さも下げた。定水位装置で排水が間に合わなくなり水位が5㎝上がるとオーバーフローが機能する。

 直接、排水管に流入しない方式にするのは浮遊物を排水管口につまらせない濾し器の役割があっての事だ。この仕掛けは池の中に生息するヤゴ、オタマジャクシ、メダカなどが流出していくことも多少は防いでくれるはず。


今日のトンボ「ミヤマカワトンボ」

2014-09-08 | 小父のお隣さん

Photo_3  林道を歩く小生の前にカワトンボが降りた。アサヒナカワトンボ種かと思ったのだが、翅の先端に黒い帯が見える。

 図鑑対照でミヤマカワトンボと判断したが、記載に「メスのみ乳白色の小さな偽縁紋があります。」とあった。写真でも確認できるから♀なのだろうが、小生には偽縁紋と本来の縁紋の区別は全くつかない。

 今季はカワトンボを見る機会が少ない。環境は大きく変わった印象は無いのだが、生息する生物となると微妙かつダイレクトなのだろう。