トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ひょうたん池の産卵」

2014-09-19 | 小父のお隣さん

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 巡回でひょうたん池に立ち寄った。羽ばたき音をさせ大型トンボがとどまっている。産卵しそうなので顔をシマダラカに喰われながら、潰す動作も出来ず待ってたら産卵を開始してくれた。

 サラサヤンマと思ったのだが胴体がスマートだ。翅は着色しているし全体に青みがある。図鑑対照で前胸の紋様からルリボシヤンマ ではないかと思ったのだが「ヤンマ科」には良く見る特徴だ。Sn3d0403_2

 眺めていた時の印象では腹部末端の黄色の環状色の幅が広いようで目立った。この特徴で図鑑対照して似たトンボは「ヤブヤンマ」に思え、生息しているから「そうかも…」。でも側面の感じが異なる。

 満水位から10㎝程水位が下がり、下がった部分の湿泥に産卵している。翅の羽ばたき音が大きかったが、翅縁の疲労によるものだろうか…。トンボの種類も数も減ってきた。トンボ類にとっては晩秋の気配である。


ひょうたん池の除草

2014-09-19 | 感じるままの回り道

Photo_3 漏水防止策としてベントナイト散布したひょうたん池は減水もせず 水位を保ったままだ。周囲の雨水だけでひと夏を越した事はヒョウタンの、いいえ驚嘆の結果である。

 久しぶりに水見回りに行き、望ましくない水生植物を見ることになった。何年か水涸れで姿を見なかったミズキンバイである。環境省の絶滅危惧種Ⅱ類との植物だが、当地の在来種ではない。

 持ち込まれ生育は容認したのだが、あまりにも傍若無人、他を席巻する草勢に環境破壊植物と判断せざるを得ず、除草したつもりだった。おそらく種子が残っていて発芽したのと思われるが、小さな閉鎖水域には無用というより厄介な相手である。

 この強い繁殖力を持つ植物が絶滅危惧種とは信じられず、小生としては植物そのものより「生息環境」が絶滅の瀬戸際と考えるほうが正しいと思っている。「絶滅危惧種」への個別最適化より、生息環境の全体最適化を考える事が正しいのではないか…なあ。