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何回目かの沈泥地の「最終拡幅」行う。掘り下げた土を堤の肉付けに使用しながら堤の内側を削り取り終えた。面積としては一坪程度だろうが、貴重な水面積の拡大なのである。
内側を掘り取り外側に固着させるという手順での作業だから、この大きさにするまでにどれだけ同じ事の繰り返しをしたことだろう。終わってみれば「最初からこの大きさで築く」プランもあったのだろうが、どこで大きな漏水が顕在化するか分からない地盤でもあり、必要な土の量を確保できない事情もあって、湛水確認しつつ拡大する事になってしまった。
林道でハンミョウに出合った。写真を撮るまで神妙にしていたお利口さんである。
残念なことに色彩がさっぱりしなかった。光の加減なのかどうか知る由もないが、以前出会った大柄で極彩色の個体と比較すると天子様と賄いほどの違いがある。
発見する場所は決まって林道の舗装上だが、ハンミョウもこういう場所が好みなのだろうか。図鑑には9種ほど載っていて人のあるく前に現れるタイプだけではなかったが、この虫の歩行速度の速さには負けた。