沈泥地、堤の内側を削り取り拡幅が終了した。思えば暑い盛りの8月をほぼこれに費やしたようなものだった。
年明けではこの面積の?程度だった泥水地は拡幅に次ぐ拡幅で形を変え大きくなった。この拡幅は「沈泥機能」よりも「生物保全」に重きを置いたもので、絞り水ながら通年枯れる事が無い環境を生かした「生物リザーブタンクの拡大」とでも言えようか…。
トンボ池は泥水池からの分水が命綱、泥水池は隣の沢からの送水が命綱、いままで送水が滞った事は稀でなく、そのたび枯渇してきた。チョロ水とは言え周年流入する沈泥地は安心できる生物保険でもある。その保険額を高額にしたのが今回の拡幅だが、断じて「保険金詐欺」の為ではない。