取り替えて三日目、ようやく定水位装置まで水が上がってきた。絞り水のチョロチョロ流入だけだから満水位まではしびれが切れる。
一番の懸念は「チョロ水の流入より漏出が多くないかどうか」だったが、これはクリヤーで、二番目の「水位線が水平かどうか」も満足できる状態だった。水平に近いほど浮遊物を流出穴に流さなくて済む。
定水位が確認できた事でオーバーフローとの水位差も確認できた。想定通りの5㎝で、全て目視見積もりとしては良好な出来栄えだ。これで一冬は安心である。
白露も過ぎると谷に山影が増えてくる。当然気温も低くなってトンボたちも盛夏の頃とは異なる休み方が目立つ。
直射光や輻射熱を多く浴びたいためだろう太陽を背に出来る傾斜面に降りる事が多くなった。畦や堤の斜面、それも草地より裸地に多く見る。
このショウジョウトンボは当然複眼まで赤いけれど、承知はしていても太陽光に染まったように感じてしまう。秋になったことよ…。