今季はフイールドのいたるところに猪が穿った穴ができている。昨年までは植栽部分や畑地が主だったが、今期は林内や草地の中まで場所を選ばない。
刈り払いをしていると足が落ちる。すでに芋穴はないはずなのに「新たな芋穴」に見えるが猪による穴である。こんな穴が至る所にあってスムーズな足運びの邪魔をする。
そんな状況だから、今まで被害があった場所はいっそう酷い被害を呈してきた。この場所はフユイチゴを実らせるために刈り払っているのだが、この分だとフユイチゴは猪の腹に収まるかもしれない。
実生樹林育成地の刈り払いをしていたらキノコのコロニーがあちこちにある。手を休めて眺めたら初めて見るタイプだった。この場所に限らす植生の年ごとの変化は結構あるのだ。
このキノコ 、一見松茸風のしっかりした肉を持っていて重量感がある。折り取って子実層を確認したらヒダでも網目でもなく平滑だった。断面を見たら子実層はある。
この特徴を図鑑対照しても詳細不明だった。子実層托が平滑なのはホウキタケ類、コウヤクタケ類、ウロコタケ類と載っていたけれど写真とは別物でとん挫。まあ、キノコを判別しようなどという考えは甘いのだ。要は「食えるか食えないか」だけなのだが…。