トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

紛らわしいのが悪いのだ…

2018-06-03 | 小人閑居して憮然
 カエルにしろトンボにしろ白黒つけにくいのは日常茶飯事で、これは断じて老化に伴う現象では無い事を断定しておきたい。
 そもそも似た物同士を混在させるなど神の意図する事か、と注文の一つもつけたくなる。カエルを例に取り言えばニホンアマガエルは断定できる。しかしながらモリアオガエルとシュレーゲルアオガエルはよどみなく判別できない。

 大きさで比較すれば成体ではモリアオガエルが勝るけれど、成長途上では等しい大きさの時期もある。この時期でメスの上にオスがおんぶしていれば「シュレーゲル!」と第一印象は決まりだ。先日も上の池の水面にこの大きさのカップルが浮かんでいた。
 当然「シュレーゲルアオガエル」と思ってみたものの目が金色なのだ。これでは「モリアオガエルではないか…」と我が胸は千路に乱れてしまった。

 シュレーゲルアオガエルは土木作業時に現れる事が多くて、仔細に見なくても断定してしまう。水面でアオガエルがいると大きければ別だが普通はシュレーゲルの判断で、写真の個体もアマガエルほどだったからシュレーゲルアオガエルと思ったものの目が金色だ。だからモリアオガエルと思い直すもののシュレーゲルアオガエルの目をまじまじと見た事は無いから確信に欠ける。
 まあ、小生のレベルはこの程度であるが、それでも地球は回っているから「それでいいのだ!」。