トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

浮き上がらなかった…

2018-06-24 | 小人閑居して憮然
 ドブガイを5週間にわたり浮き上げ水槽で管理してきたが、遂にタナゴの稚魚1匹も発生しなかった。この水槽に移す前の4週間、池の中の産卵籠で産卵に備えさせたものの失敗だったに尽きる。
 昨年までの2期の産卵は池の中で全て調和できるよう配慮してきたつもりだったけれど、メダカは繁殖しているのにタナゴの繁殖は失敗続きである。

 既にメスから産卵管は見えなくなっているけれどオスには婚姻色が残っている。「秋口まで稚魚が出る時もある」との体験談からもう数回の試みを続けよう。
 今日、浮き上げ水槽から池にドブガイを移し、池の中のドブガイとカラスガイを浮き上げ水槽に入れた。これから最低3週間を管理する。これで発生しなくても攻守交代させもう3週間様子を見るのである。都合6週から8週を要するからお盆の頃までかかる計算だ。

 これから気温が高くなり、当然水温の上昇は避けられないけれど、昨年の様な猛暑日続きでなければ二期の夏越しは経験済みだから、残るサポートは餌の改良問題に尽きる。

 今回、通岳路脇のスーパーが改築中で、離れたところのスーパーに立ち寄った。餌の一部をなす植物性ヨーグルトを購入するためだったのだが、そこで大発見をした。豆乳を植物性乳酸菌で発酵させたヨーグルトがあったのだ。
 植物性豆乳ヨーグルトは二枚貝の餌になるだろうと発酵を試みた事があるのだが、豆乳が分離するだけでうまくいかなかった過去がある。

 それで豆乳、植物性ヨーグルト、糀酵母やビール酵母などを与えてきた。ミドリムシ粉末も適合すると思いつつ、100gで1万円もするのでは手が出せない。安いクロレラなども思案したが、本来の珪藻とは異なり葉緑素が多すぎる気がして、これも手を出していない。
 今回、稚魚が見られればミドリムシ粉末をボーナスとして購入する心算もあるのだが、未だ思案の外である。まあ、一回1グラムとして100回分なら1年分だ。それを考えると高くはない気がしてきたのである。

 とにもかくにも、植物性豆乳ヨーグルトが入手できたから、ソース容器に菌製剤と水と植物性豆乳ヨーグルトを投入し溶解攪拌、融け切ったところで池と浮き上げ水槽に注入する。このレシピは達見だと思っているが、結果は二枚貝の成長と飼育期間で裏打ちされよう。
 シジミは繁殖しているからカラスガイもドブガイも繁殖、では欲張り過ぎか…。
 浮き上げ水槽、稚魚発生無し        今回見出した植物性豆乳ヨーグルト

こけら版 「あっちのトンボ」 5 (小説か円楽か)

2018-06-24 | 小父のお隣さん
 こけら版4種目のトンボは何て表現すれば良いのか…。「円楽」では腹黒そうで可哀想、結局は小説風に表現するのが適切か。そう「赤と黒」のトンボだった。しかしである、カメラからPCに移動したら写真が黒みをました。この点は「円楽風」になってしまい言動不一致で陳謝する。

 小生には全くの珍種で「真っ黒!」と見えたけれど、良く見れば赤色ものぞく。もうアバンギャルドな雰囲気である。阿呆ギャル徒には決して見えない。青と白のビーズを連ねたようなイトトンボも目が覚めたけれど、この色彩は耽美的世界色の様にも感じた。

 とにもかくにもこの彩色は当然初めてで、まあ、5000種にも及ぶトンボが存在しているのだから驚く事も無い事でもあるか…。
 2週間の間に二回遭遇しただけで、探して見つけた訳では無く、たまたまの出会いに過ぎないから「運が良かった」と思うべきだろう。一方ではヤンマ型とサナエ型の青色トンボが撮影できなかったのが何とも惜しい。次の機会は無いのだから忘れるのが精神衛生上、良いと言うべきである。

 まあ、そう思わずとも短期記憶は劣化中で朝には忘れているだろうて…。そう、「忘却とは忘れ去る事なり。忘れ得ぬして忘却を語る」ではオリジナルと異なる文末だが、それも忘却のせいで誠に遺憾だ・・・。

             

                    禿げ頭真っ黒けーのトンボ追い