トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

観光にはなじめん!

2018-06-15 | 小人閑居して憮然
 「遠路、せっかく来たのだから…」と名所見物も提案されたけれど「遠路、せっかく来たのだから…」のベクトルは正反対だった。小生はガイドブックやPR広報などで周知されていない領域を訪ねたい。二週間、来る日も来る日も歩いて森と水辺周辺をうろついた。そう、遠路、せっかく来たのだから…。

 帰国前日、それでもお土産の一つでもと昔の首都まで連れて行ってもらった。バスもあるけれど知らない国で迷ったら徹頭徹尾、認知症徘徊高齢者である。
 現地通常の天候ではなく快晴で、何かの祝日なのか港で砲声までしている。巨大観光船も入港していて街はごった返していた。そこで見聞した観光の仕方、小生はやっぱりお仲間になれないのだと認識した。まだまだ脳軟化症でも認知症でも無かったと少しばかり安心したのは旅の成果の一つだろう。そう、脳硬派症そのものは顕在だったのである。

 「何を見に来たんだ…」世界遺産の建物、大方は撮影し土産物店や飲食に向かって終わる。建物が耐えてきた風雪と年月を感じ取った人たちはどれだけいるのだろうか。それこそが世界遺産になった理由でもあるのに。
 床だって水平ではないし、建物正面さえ傾きが容易に判る。ショーウィンドウだって歪んだ四辺形も多い。たまたまガラスを嵌め込もうとしている店舗があったのだが、職人の作業風景だって千歳一隅、一期一会の見どころだった。「現場で現物合わせ」なんて、そう遭遇する事では無い。

 路地裏で見える構造や材などは風化や虫食いが多い。船材などの再利用と思われる部材もあった。「これを見なくっちゃ!」であろう。てなければガイドブックで間に合う。
 まあ、自分の懐で行くのだし楽しみ方など個人の自由であるけれど「写真とそっくりー!」なんて喜んでいるのは「遠路、はるばる」が哀しい。

              観光者飾りの一部と喝破せり  トロル

今日のとんぼ「イヤーンもう、辛抱 トンボ…ゥ」

2018-06-15 | 小父のお隣さん
 三日月池の周りが鬱蒼とし周囲を廻るのに危なくなってきた。安全確保も必要だからと足元を確認しながら巡っていると薄色のトンボが次々と舞い上がる。

 余りにも薄い色だから日陰の部分では見失いそうになるが撮影だけは出来た。ケータイもそうなのだが接写をしたくても背景が遠いと背景に焦点がいって肝心の対象が撮り難い。マニュアルで行えば大丈夫と理解していてもたまさかの現場では対象を見失ってしまう公算が強い。結局、合焦を確かめ確かめ撮り続けるのだから費やす時間は同じ。
 まあ、見失わないだけの「下手な考え、休むに似たり」ともいえる方便でしかない。

 このトンボ、オツネントンボかモノサシトンボかと期待したけれどどっちでもなさそうな未熟体の雰囲気。では正体はと言うと、三日月池の鬱蒼とした暗さに紛れ判明しなかった。
 分かりもしないトンボ族を撮り続けシリーズ化しているのは「水辺環境完成度の指標となる」と信じて疑わないからである。昔の歌謡曲にもあった様な「ただそれだけ…」だ。

トンボ池脇の刈り払い

2018-06-15 | 今日は真面目に
 トンボ池東側の広場を刈り払った。クワノキ2本だけの棚田跡なのだが、草刈りが遅れた事で樹下は踏み荒らされて刈り払い難かった。
 それでも刈り刃を新品に交換してからの作業となったのでストレスは減少する。ここの草本の大部分はチカラシバが占めるようになって、既に膝丈まで伸長していた。地際すれすれに株元をえぐるように刈り込むけれど衰退は難しい丈夫な植物だ。これを逆手にとり堤の補強に使えないかと思っているのだが、その前にやらねばならぬ作業が入り込むので実現していない。

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