トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

スキンシップは当たり前!

2018-06-14 | 旅行記
 まあ、生粋の縄文系本邦人としては馴染みのない文化習俗に「挨拶の仕方」がある。教えられたわけでもないが「身体接触は避ける」のが基本で、これで「#ME TOO」の一部と言えど関わらずに済むのは民族の知恵である。

 吐乱譜は横に置き、西洋に身を置いたなら避けられないのが異なる習俗習慣と相対せねばならない事で、これが唯一の杞憂だった。握手程度なら造作もないものの「ハグ」ともなればチグハグ感は否めない。たとえて見れば自分の恥部を晒すような感覚もあるし、はぐらかしたい思いもある。
 とは言え避けて通れない事もあるのだ。それを実体験した。

 事前に「スキンシップ忌避剤」を携行しようかと思案したものの「まっ、いいか…」とパスしたのが間違いの発端で「郷に入れば郷に従え」で、無くても大丈夫だろう、と短絡したのがそもそもの誤りの始まり、「業に従った」のが根本誤道だ。

 「マダニは多い」事は承知で、庭先でも咬まれる事は到着すぐに見た事だ。住宅地に鹿が出没するから影響しているのだろうとの話だったが、それは本邦でもマダニや山蛭の身近さで理解できる話である。
 二日目か三日目だったか、帰宅して撮影した画像の選択削除をしていた折、腹部のゴム紐あたりがムズムズする。そーっと内臓脂肪で膨れた腹部を露出したら三匹の侍、いいえ、三匹のマダニを発見した。一匹は既に食らいついていて、他の二匹は動いている状態だった。動いている二匹を皮膚の上で潰そうと思ったが潰れない。
 草むらには入らないようにしても草本には触れるし木々枝葉の下も通る。異教徒からの洗礼みたいな、小生には先例となった事象である。

 郷里にいた時代、ノミは普通に見る事が出来たので、爪と爪で潰さねば潰れないほど頑丈な外殻だった事も承知だったから、テーブルの上に置き爪の背で潰した。
 食らいついた一体は爪を立ててホジホジしたら外れたので同様に潰した。ダニの食み痕も残っており、これは我が身、我が腹の上で初見となった。

 まあ、「スキンシップは当たり前!」と認識していても、これだけは避けたい。とは言え妙齢のご婦人のハグもそれだけは避けたし受けたい男心と秋の空。
 洋画で普通に見聞きしている事で偏見は無いけれど田舎者には適応除外の範疇ではある。ただ、この生物はそれを分かってくれないのが腹立たしい…。
       テーブル上で動く        腹部の咬み痕

          分け入らずとも分け入らずともダニは付き  惨当家

まずはネザサ刈りから…

2018-06-14 | 今日は真面目に
 この記事は既に一か月も前の記事で、既に「また刈り払いしてください」の風景である。連休前、在来種タンポポが種子を飛ばしたら1回目の刈り払いを予定していてアクシデントで頓挫。ようやく刈り払いに着手した。タンポポ原っぱは既に膝丈まで草本の成長があるが、後回しにし自然実生樹で育成している区域のネザサ刈りから開始した。

 ネザサの刈り払いは冬季にも実施しているのだが、既にシュートも株立ちも含め抑制刈り払いをする時期なのだ。根絶は出来ないから「親の仇」と念じ地表面に刈り刃を滑らせ刈り払っていく。
 それでも選択的刈り払いの姿勢は維持する必要があって、ヒヨドリソウやササユリは残す。ヒヨドリソウはアサギマダラの吸蜜用の心算なのだが、吸蜜の現場は見た事が無い。まあ、「気は心」てなもんや三度笠なのだ。

 ササユリは10本ほど確認できたが開花すると目立つ。開花すると間を置かずして盗掘されるの繰り返しだ。人工授粉し花弁を見せないようにしてきたが個体数の減少は止まず、ヤマユリはここ数年確認できていない。繁殖株だけでも確保したいのだが盗掘者に勝つことは無いのが実態である。

 林床のネザサ刈り前       原っぱ部のネザサ刈り前  

今日のとんぼ「キイトトンボ初見」

2018-06-14 | 小父のお隣さん
 13日、18日ぶりにフイールドに立つ。何をさておいても水見回りが先。
 留守をする前に池の草抜きと見回り踏み分け部分の草刈りをしてあったものの「夏草やボロ爺様の夢の跡」状態であった。歩くにつれカサスゲの間からキイトトンボが飛立つ。初見ではあるものの出現日はとうの昔だろう。今期は前期より個体数が多く嬉しい。赤いイトトンボや更に小型のイトトンボを探したが見つからなかった。

 旅の疲れか撮影するのに根気がない。機会を十分待てず写した品質は落第級だが、確認は出来る。