まあ、生粋の縄文系本邦人としては馴染みのない文化習俗に「挨拶の仕方」がある。教えられたわけでもないが「身体接触は避ける」のが基本で、これで「#ME TOO」の一部と言えど関わらずに済むのは民族の知恵である。
吐乱譜は横に置き、西洋に身を置いたなら避けられないのが異なる習俗習慣と相対せねばならない事で、これが唯一の杞憂だった。握手程度なら造作もないものの「ハグ」ともなればチグハグ感は否めない。たとえて見れば自分の恥部を晒すような感覚もあるし、はぐらかしたい思いもある。
とは言え避けて通れない事もあるのだ。それを実体験した。
事前に「スキンシップ忌避剤」を携行しようかと思案したものの「まっ、いいか…」とパスしたのが間違いの発端で「郷に入れば郷に従え」で、無くても大丈夫だろう、と短絡したのがそもそもの誤りの始まり、「業に従った」のが根本誤道だ。
「マダニは多い」事は承知で、庭先でも咬まれる事は到着すぐに見た事だ。住宅地に鹿が出没するから影響しているのだろうとの話だったが、それは本邦でもマダニや山蛭の身近さで理解できる話である。
二日目か三日目だったか、帰宅して撮影した画像の選択削除をしていた折、腹部のゴム紐あたりがムズムズする。そーっと内臓脂肪で膨れた腹部を露出したら三匹の侍、いいえ、三匹のマダニを発見した。一匹は既に食らいついていて、他の二匹は動いている状態だった。動いている二匹を皮膚の上で潰そうと思ったが潰れない。
草むらには入らないようにしても草本には触れるし木々枝葉の下も通る。異教徒からの洗礼みたいな、小生には先例となった事象である。
郷里にいた時代、ノミは普通に見る事が出来たので、爪と爪で潰さねば潰れないほど頑丈な外殻だった事も承知だったから、テーブルの上に置き爪の背で潰した。
食らいついた一体は爪を立ててホジホジしたら外れたので同様に潰した。ダニの食み痕も残っており、これは我が身、我が腹の上で初見となった。
まあ、「スキンシップは当たり前!」と認識していても、これだけは避けたい。とは言え妙齢のご婦人のハグもそれだけは避けたし受けたい男心と秋の空。
洋画で普通に見聞きしている事で偏見は無いけれど田舎者には適応除外の範疇ではある。ただ、この生物はそれを分かってくれないのが腹立たしい…。
テーブル上で動く 腹部の咬み痕
分け入らずとも分け入らずともダニは付き 惨当家
吐乱譜は横に置き、西洋に身を置いたなら避けられないのが異なる習俗習慣と相対せねばならない事で、これが唯一の杞憂だった。握手程度なら造作もないものの「ハグ」ともなればチグハグ感は否めない。たとえて見れば自分の恥部を晒すような感覚もあるし、はぐらかしたい思いもある。
とは言え避けて通れない事もあるのだ。それを実体験した。
事前に「スキンシップ忌避剤」を携行しようかと思案したものの「まっ、いいか…」とパスしたのが間違いの発端で「郷に入れば郷に従え」で、無くても大丈夫だろう、と短絡したのがそもそもの誤りの始まり、「業に従った」のが根本誤道だ。
「マダニは多い」事は承知で、庭先でも咬まれる事は到着すぐに見た事だ。住宅地に鹿が出没するから影響しているのだろうとの話だったが、それは本邦でもマダニや山蛭の身近さで理解できる話である。
二日目か三日目だったか、帰宅して撮影した画像の選択削除をしていた折、腹部のゴム紐あたりがムズムズする。そーっと内臓脂肪で膨れた腹部を露出したら三匹の侍、いいえ、三匹のマダニを発見した。一匹は既に食らいついていて、他の二匹は動いている状態だった。動いている二匹を皮膚の上で潰そうと思ったが潰れない。
草むらには入らないようにしても草本には触れるし木々枝葉の下も通る。異教徒からの洗礼みたいな、小生には先例となった事象である。
郷里にいた時代、ノミは普通に見る事が出来たので、爪と爪で潰さねば潰れないほど頑丈な外殻だった事も承知だったから、テーブルの上に置き爪の背で潰した。
食らいついた一体は爪を立ててホジホジしたら外れたので同様に潰した。ダニの食み痕も残っており、これは我が身、我が腹の上で初見となった。
まあ、「スキンシップは当たり前!」と認識していても、これだけは避けたい。とは言え妙齢のご婦人のハグもそれだけは避けたし受けたい男心と秋の空。
洋画で普通に見聞きしている事で偏見は無いけれど田舎者には適応除外の範疇ではある。ただ、この生物はそれを分かってくれないのが腹立たしい…。
テーブル上で動く 腹部の咬み痕
分け入らずとも分け入らずともダニは付き 惨当家