トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

バラの香りに包まれて・・・

2020-05-03 | 感じるままの回り道
 芳香蒸留水を作った残り300gほどの花弁、蒸留水の出来も興ざめだったからポプリにでもしようかと笊に広げてみたものの乾燥が遅く花びらの痛みが目立つだけのように見える。そこで香りも少なかったからポプリも諦め風呂に入れた。わが生涯初のバラ風呂入浴である。まあ、人生バラ色とは言い難いけれど、バラ風呂に入ったからとて相殺される訳でも無かった。

 湯を張り花びらを投入し待つ事30分、浴室の扉を開けたらバラの香りが襲ってきた。芳香蒸留水とは全く別物の香りで「まさにバラ!」の香りだった。湯質に特段の変化は感じられず香りと色彩だけの入浴だ。身体的効能より多分に心理的効能で高揚するのだろう、が小生の偽りのない感想である。

 その昔「バラの香りに包まれて・・・」なんてグループサウンズが歌ったのを思い出してしまったら連想ゲームになった。まあ回想療法のセルフ版である。ナポレオンのように「オー、ジョセフィーヌ!」なんて言いはしなかったけれど「オフェーリア」とつぶやきが出た理由は分からない。
 歌謡曲「バラが咲いた」の方がメジャーなのかどうかどうでも良く、浴槽から立てば花びらを身にまとってしまいカラフルな鱗の半魚人、いいえ半漁爺はいただけない。想像するだけでおぞましい光景だろう。目を瞑ってイヤイヤしてもイメージは消え去らぬ。

 仕方が無いからお手手で掻いて集め洗濯ネットに入れてから立って入浴終了。烏の行水にバラ風呂とは贅沢の極み・・・お誕生月だから自分にご褒美バスデイ・バスタイム、なんちゃって。もうマイヘビーバラバラ。

刈り払われる前の算段

2020-05-03 | 今日は真面目に
 何事にも「ひと手間かける」算段が大切な時がある。「必要」な事でも無いのだが「無駄」な事でもないだろう。棚田部の「猪走りの解消」も無事終ってみれば下棚との法面には若草が茂ってきた。この中にはフジバカマやワレモコウ、食草になるイヌカラシなど刈られてほしくない植物が混生している。小生が刈り払いすれば「選択的刈り払い」で「残す・残さない」で処理するけれど、ここはまだ隣接グループの活動範囲なのだ。最優先で刈り払いする訳にもいかない。

 4月の定例活動日が目前になってきたこの日、毎回「残して・・・」と言われるのも言うのも鬱陶しいから竹で三角支柱を組んで刈られないように保護してみた。今までは竹1本で済ましたのだが、これだと狙いが掴めないらしい。まあ、繰り言の一端になるけれど、幸山保全活動を行う紳士淑女諸氏は「選択的刈り払い」くらいは「イロハのイ」と弁えて欲しいのだけれど現実は「さあ、きれいにしましょう!」が大勢なのであった。保全と破壊は紙一重であるのが現実で、刈り払い機の操作は出来ても主体者に意図を学ぶ意図が無ければ保全への糸は千切れたままだ。
 小生の行動範囲に数グループが展開しているけれど選択的刈り払いは見たことが無い。