トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

愛の巣を見てしまった・・・

2020-05-28 | 花の下に長居
 棚田部の田植えも済んで先般、締め切った水落ち口の盛り土が低いままだから少しばかりだけれど浚渫土で盛り土しようと、まだ軟弱だった頃の添え木を外したら「見てはいけない24時」を見てしまったのだ。
 青天白日下での交尾体は見ていない訳でも無いのだが「愛の巣」は全くの初体験で、これから産卵に入るのかどうか不明だけれど腹部は膨れていた。良く見ると二匹見える下にも身体の一部があるから三匹が重なっている様子だ。カエルの産卵行動でメスに対してオスの数が勝るのも周知の事実であるけれど、このひっそり感は淫靡な感じ…はしなかった。

 20㎝ほど離れた場所にゴルフボールとテニスボールの中間程度の大きさの卵塊もあって、これも窪みを作った中に産み付けてあった。思うに今期のシュレーゲルアオガエルの卵塊被害は多大なものがあり、水際に産み付けられたであろう卵塊の数々は小生の目に留まる前に威野志士様に食い荒らされてしまった。これが続けば個体数の減少、はてまたフイールドでは絶滅の危惧さえある。
 卵塊捕食する行為の常習化に伴い水際の掘り返しや破壊が横行し、これも悩みの種であり、この有害鳥獣の横行をせん滅するには行政に意思も力もなく「豚熱」を熱烈歓迎するしかないのが現状だ。

 シュレーゲルアオガエルの卵塊がとにもかくにも喰われず数日でも過ごせたのは「添え木」の下にあったためと言う奇跡だった。そのため添え木の移動は出来ず、畔の盛り土はこれを避けて行ったのだった。
 さてさて小生に「名誉」と言うものが有るか無いかは関知しないものの「出箱の亀爺」をやったり「愛の巣の覗き⁉」だったりが他人に知られると、やっぱり「そういう人物」の評価が定着するのだろうか・・・。心配しても始まらないか。

                      
 ※ 翌日、被せたままの材を外してみたら卵塊だけがあった。すでにシュレーゲルアオガエルの鳴き声は聞こえない時期になってしまったが産卵はある、のが分かっただけでも儲けもん。威野志士様に喰われずに済むだろうだけでも高利息!

幼樹周囲は坪刈りが欠かせない!

2020-05-28 | 今日は真面目に
 刈り払いの季節が始まった。昨年に植え付けした台地のクルミやスモモの幼樹も埋もれてきつつある。支柱は添えてあるけれど、このまま刈り払い機での刈り払いに入ると幼樹もろとも刈り払ってしまう恐れがある。作業は刈り刃を左右に振りながらの全身作業が多いのだが、この時点ですでにワンパターンに没頭しやすい。「あっ!」と気が付いた時には緊急停止もかなわず「根元から切断」なんて事態になってしまう。これを防ぐには太い支柱を添えても「見えていない」では役立たずで、幼樹周りを手鎌刈りしておく「坪刈り」が功を奏す。

 台地周辺の刈り払いは近日中の予定なので作業の手休めに坪刈りをしておいた。これで本番の刈り払い時には少しは安心できる。いいえ、幼樹を刈らずに済む公算大で「元の木阿弥」にならずに済むだろう。