芳香蒸留水の事を知りたいとの話しがきて「ネットに掲載されている程度の知識も経験値も無いのだが」と伝えてみたけれど、結局は自慢話に出かけなくてはならなかった。お爺の身では手ブラする体形でもないものの手ぶらも何だから見本にヒノキとダイダイの芳香蒸留水を用意した。
ダイダイは保存がきくように、いつでも使えるようにと乾燥させておいたのを使うことにしたのだった。ヒノキはお鍋にしっかり詰め込みたいのではさみでジョキジョキと刻んで詰めた。蒸留水500mlを集めて蓋を取ってみたところ、まだ鍋の中からしっかりと芳香が出てくる。風呂にでも入れようかと思ったけれど思いとどまり、鍋の底に残っている湯を使ってみようかと香りを嗅いだものの思ったほどではなく捨てた。
ダイダイの乾燥皮は約250gほどで鍋八分目だった。生皮なら満杯だろうとこの量にしたのだったが、結果として量よりも質が問題だと判明した。乾燥皮そのものは芳香を感じたけれど「これはうまくいく」との期待感もむなしく、集めた蒸留水の香りは芳しくなかった。生皮で蒸留した方が格段に香りが良いのだ。持参先での感想第一声「おばあちゃんの薬の匂い!」で、まあ、乾燥だし陳皮の近縁には違いないし・・・。
さて、フレッシュと乾燥材で比較すると水仙や菜花は生花の香りが勝り、蒸留すると青臭さが勝る。柑橘の皮では乾燥皮の方が濃縮され濃厚になるだろうとの予測は大外れで、門外漢の小生には「やってみなけりゃ分からない」事ばかりである。ネット情報を丹念に探せば蒸留結果のうんちくは多々あるのだろうが、ここはやはり自ら行うプロセスと結果が遊びなのであって学習や上達ではなく「楽しみ」そのものに意味があるのだ。
蒸し終えたヒノキの葉 ダイダイの乾燥皮、蒸す前
ダイダイは保存がきくように、いつでも使えるようにと乾燥させておいたのを使うことにしたのだった。ヒノキはお鍋にしっかり詰め込みたいのではさみでジョキジョキと刻んで詰めた。蒸留水500mlを集めて蓋を取ってみたところ、まだ鍋の中からしっかりと芳香が出てくる。風呂にでも入れようかと思ったけれど思いとどまり、鍋の底に残っている湯を使ってみようかと香りを嗅いだものの思ったほどではなく捨てた。
ダイダイの乾燥皮は約250gほどで鍋八分目だった。生皮なら満杯だろうとこの量にしたのだったが、結果として量よりも質が問題だと判明した。乾燥皮そのものは芳香を感じたけれど「これはうまくいく」との期待感もむなしく、集めた蒸留水の香りは芳しくなかった。生皮で蒸留した方が格段に香りが良いのだ。持参先での感想第一声「おばあちゃんの薬の匂い!」で、まあ、乾燥だし陳皮の近縁には違いないし・・・。
さて、フレッシュと乾燥材で比較すると水仙や菜花は生花の香りが勝り、蒸留すると青臭さが勝る。柑橘の皮では乾燥皮の方が濃縮され濃厚になるだろうとの予測は大外れで、門外漢の小生には「やってみなけりゃ分からない」事ばかりである。ネット情報を丹念に探せば蒸留結果のうんちくは多々あるのだろうが、ここはやはり自ら行うプロセスと結果が遊びなのであって学習や上達ではなく「楽しみ」そのものに意味があるのだ。
蒸し終えたヒノキの葉 ダイダイの乾燥皮、蒸す前