トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

イソヒヨドリの巣立ち

2020-05-17 | 小父のお隣さん
 夕刻、18時過ぎに外回りが五月蠅くなった。メス親鳥が盛んに警戒音を出している。猫でもいるのだろうと外に出たら目の前に雛鳥がいた。これでは神経質になるのも当たり前だ。そそくさとフラッシュもたけず撮影して、玄関ポーチの小屋根にいる一羽は二階の窓から撮影した。屋根の傾斜側の窓からでは威圧感がありそうなので全身は写せないけれど雛鳥と言う事は分かる。

 これで「腰が痛い・肩が痛い」と思いつつ続けてきた「出箱の亀爺」は強制終了となった。2回目の育雛を行うのかどうかは親鳥次第だけれど、何とか自動式カメラを付けるか常時モニターでパソコンに取り込むか、年金から出すのは少々痛い出費だ。ホント、痛いのは首や肩や腰だけでは無いのである。

   地上の二羽            小屋根の一羽

 巣立ちした3匹のうちの1羽が小屋根から飛び出ないまま日暮れてしまった。今夜の宿はどうするのかと気にしつつPC作業をしていたら壁を隔てた小屋根の上が騒がしい。巣に戻るとは思ってもいなかったけれど3匹とも小屋根の角にいる。巣内に戻る様子はなく雨樋の化粧カバーの上で夜を過ごすらしい。ここは親鳥が巣からの出口として使っていた部分で、入り口と出口は明確に分けていた。
 巣立ち当日の雛鳥の撮影など一期一会そのものだし、どうにか1枚だけでも撮影したいと思って気が付いた。「そうだISO感度を上げれば良い!」そこでISO1800にして撮影した1枚をアップする。
 網戸をソーと開け片手でカメラだけ突き出して写せた。雛鳥3匹いるのが判れば良い。この時点では親鳥は近くにはいないのか静かで巣立ちした雛鳥も全く声を出さない。小鳥と言えども巣の近くは落ち着くのだろうか・・・。デスクから壁を隔てた1メートルのところに雛鳥がいる。窓の外に光が漏れないよう気を使い、更に部屋の主照明は点灯せずスタンドだけの夜になった。

 一昨年の事だったか、長年使い古した巣材を回収したことがあった。既に巣材の下部は腐食が始まっていたし雨樋の下側にある空間と化粧カバーの間の狭い部分の巣だった。通常卵を幾つ産むのか知る由も無いけれど巣立ちしていた雛鳥は2匹だった時の方が多い記憶がある。今日巣立ちした3匹の雛鳥を、巣のある空間に入ったと仮定すると随分と窮屈だったに違いない。羽ばたきの練習すら出来ない空間だった事だろう。

Daddy!今度のご馳走なーに?

2020-05-17 | 小父のお隣さん
    「デザート付きじゃい!」

カメラの固定をどうしよう・・・。

2020-05-17 | 小人閑居して憮然
 「出箱の亀爺」を三年ぶりにやっているのだが、寄る年波には勝てず「首が痛い、肩が痛い」で苦行の連続だ。小生のイニシャルは産まれた時からSなので「首が痛い、肩が痛い」は願い下げしたい。しかるにデスクに腹ばい肘付きでカメラを抱えて待ち続ける姿勢は拷問にも思えてくるのだった。

 無い脳味噌の皺を絞ったら三脚が使えそうなので試してみたら何とか応用が利いて少しばかり楽になった。しかし三脚はワークショップで冷却器を支えなければならず占有できない。さらに脳味噌を枯渇寸前まで絞ったら、これも蒸留器の支持台に転用したスタンドがあるではないか。これを用いて、不足となる冷却器の支持台は大きい三脚を使う事でクリアしたのだった。

 四苦八苦、知恵の輪みたいに動かして、ようやく位置を決めたのだがカメラが上下逆さまで装着せねばならないのだった。取り付け部を下にするとカメラ位置が上に行って狙いの角度に行かないのだった。その上、バッテリー充電のために外したり取り付けたりする時の位置の安定性が無く使い難い。半日で音を上げ更に追求したのは何のことはない、簡単極まりないL金具を曲げて取り付ける方法だった。古来「珍振る椅子座ベスト」と言うではないか。これにしたら椅子に座して、手を伸ばす必要があるものの「待つ身の辛さ」から少しは救われた。

 しかし何であるアイデアル!、動物写真家とか生態写真家とかを生業にしている人たちの辛抱はどんなになっているのだろうか。恐らく撮影後は整体などに行くのであろう。小生は湿布頼みだったが・・・。

 三脚   ➡    スタンド   ➡    L金具

 薄いL金具で作った架台で1日撮影してみても納得がいかなかった。カメラの上下角の調整が出来ず微妙な位置加減が難しかったのだ。結局、小生が敗け上下角の調整が可能な架台を作る事にした。16日は雨予報で外れは無い状況だったのでこの日に工作をすると決め中折れ金具2個を購入しておいた。
 雨の日は静かで自宅ベランダ下で金属を電動工具で削る訳にもいかず、雨の中、拠点道具小屋で加工だけ済ませてきた。しかし架台の高さが高くて、それも不具合になるから結局はベランダ下で金切り鋸とまるみを付けるためにジスクグラインダーを使ってしまった。
 とは言え出来あっがった架台の使い勝手は満足できるもので、最初から作っておけば良かったと思っても既に遅く「後悔、先に立たず」である。架台は満足できたが撮影する小生の位置関係や姿勢は変わらぬままだ。しかしカメラが安定した結果、クッションや枕をデスクに広げ半跏趺坐状の姿勢をとれるようになったから少しは楽になった。つまりは「肩こりは芸を助ける・・・」なんちゃって!。